オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

「〇〇をしてはいけない」って言われても

「〇〇をしてはいけない」

 

何かを指導する際に、

この言い方は、出来るだけしないようにしたいものです。

 

私が実際に受けた経験で言いますと、

歌の発声に関してですが、

 

「口を横に開けてはいけない」

 

と言われたことがあるんですね。

 

間違いとは言い切れないので、

まぁ、だからこそ難しい問題なんですけどね。。。

 

それと、別の例で、

これは私は直接聞いたことがないのですけど、

楽器演奏、特に管楽器ではあるようで、

 

「息をするときに肩を上げてはいけない」

 

というもの。

 

これに似たところでは、

バレエなどの踊り系では、やはり

 

「肩を上げないように」

 

というのは、定番でしょうか?

 

 

このような

「〇〇をしてはいけない」

によって、

 

どれだけ窮屈な身体になり、

本来発揮出来るはずの力を獲得することなく

長いこと苦労するはめになるのか?

 

そういった人、多いと思うんです。

 

 

私は基本的には、本人の探究心次第で、

なんでもOKにして、やらせてみるほうが良いと思っています。

 

バレエのように、型にはめる必要があるものにしても、

型として必要なことと、身体の使い方を

一緒くたにしない方がいい

と思うんです。

 

「肩を上げないように」というのではなく

肩が上がらないような身体の使い方に導いていく。

 

 

 

「〇〇をしてはいけない」

 

と言うのは、指導者にとっては楽ですけど、

その分、教わる側は、特に真面目な人ほど

動けなくなります。

 

 

全身が萎縮してしまうんです。

 

 

教わる側は、そう言われても、

頭の片隅には置いておき、

自分なりに試行錯誤してみた方がいいと思います。

 

そうしますと、

その意味がよく分かるようになるでしょうし、

もし、教える立場になることがあれば、

指導に経験が活かされるはずです。

 

 

真剣に取り組みことと、

のびのびやることは、

矛盾しません。

 

 

「〇〇をしてはいけない」

 

出来るだけ、言わないようにしたいものです。

 

 

 

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