宇宙のリズムで動く・・・
と、聞いてどういうことを想像されますか?
怪しい? それとも 大事そう? やってみたい?
あるいは
何言ってるの(笑)?
『視野と瞑想と身体』というワークショップを、
毎月開催しているのですが、
初参加の女性、数年前に私のアートマイムを初めて観た時の印象が、
言葉が見つからず、ただ「美しい」だったらしいんですね。
どういう美しさかかが、理解を超えていたと。
けれど、このワークショップでの瞑想体験をした時、
分かったそうなんです。
数年来の疑問が解けたと。
それが、冒頭の
「宇宙のリズムで動く」なんです。
その女性曰く、
私(のアートマイム)が宇宙のリズムで動いていた。
だから美しさを感じたんだと。
瞑想体験をした時、自然とそのことが降りてきたようです。
「宇宙のリズムで動く」といいますと、なんだか静か~な感じがしますけど、
アートマイムは、例えば、能のように静かに動いているからということではなく、
激しめの動きであっても、静けさがあるということなんです。
アートマイムは宇宙との一体化である。
とは、ほのめかす程度には伝えてはいましたけど、
(怪しいですからね 笑)
「宇宙のリズムで動く」という言葉は、
私はこれまで全く思いつきませんでした。
つまり、そういった意識で動いてはいなかったということです。
それでも、妙に納得してしまいました。
単に身体がよく動けたり、
単に演技力があっても、
あるいは、アートマイム特有の技術を使っても、
アートマイムにはならないんですね。
何が足りないのか?
それが、この「宇宙のリズムで動く」だったわけです。
もちろん、「宇宙のリズムで動く」こと自体は意識出来ません。
なんだか分かりませんでしょ?(笑)
けれど、結果として、そうなる。
動きからエゴを消し、同時に、意思を持たせる。
これだけです。
「宇宙のリズムで動く」なんて意識したら、
それこそ、エゴ丸出し、あなたは満足そうね、
になってしまいます。
以前から、アートマイムを学んで、何かのプラスアルファにというのでは、
学べないと言ってきているのですけど、
それは、こういうところにあるわけです。
技術ではない。
在り方。
そして、在り方であっても、
在るというだけではなく、
きちんとプレゼンテーションできる技術。
動いている、演じている自分よりも、
観ている人が
「宇宙のリズム」に乗れることが
最優先。
ということですね。
それにしましても、この女性は、
『視野と瞑想と身体』によって、
宇宙のリズムとの一体感を味わったからこそ、
あ!
と思えた。
深い心地良さ。自分が薄くなっていく。
日常ではなかなか味わえない、この感覚を
多くの方に味わっていただきたいなと思います。
私から出来ることは、
このようなワークショップの開催。
アートマイムの公演。
アートマイムの指導。
ご縁がありましたら。
新著『再創造する 天性の動き!』
DVD第3弾『脳の書き換え体操』
今月下旬発売 amazonなどで予約受付中
次回アートマイム公演
『マイミクロスコープ 〜夜のアートマイム劇場〜』
9月1日(水)19:30~20:30 @シアターカイ
『「動き」の天才になる!』(第5刷決定!) amazon
『筋力を超えた「張力」で動く!』(第4刷決定!) amazon
2022年初夏 「シアターカイ国際舞台芸術祭」の舞台に立つことを目指します!