オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

カラダの中でのバケツリレー、上手く出来てますか?

身体はひと繋がりの塊ですけど、

ひとつにまとまったものとして動くことは、苦手なんです。

 

これ、とっても大事な認識。

 

ですから、走っても脚ばかりが頑張ってしまったりするんです。

もちろん、ただ歩いている時も、同じなんですけど、

気がつきづらいだけですね。

 

いやいや、ただ立っている時ですら、同じなんです。

それこそ、気がつけないだけ。

 

そいういうことが積み重なって、

どこかに痛みが出てくるわけです。

 

で、それを歳のせいにするのですね。

 

もちろん、歳のせいです。

長年、悪い使い方をしてきた結果です。

 

衰えではありません。

 

 

ということは、

筋トレしたりストレッチしたりすることは、

解決にはなりませんよね?

 

 

身体を部分的に使わないで、

ひとつにまとまったものとして動けるようにしていくことが

重要ということなんです。

 

 

ひとつにまとまって動くとは、

負担を全身に分散させることでもあります。

 

 

さて、ここからが本題!

 

ひとつにまとまるには、その前提として、

各パーツがバラバラに分かれている必要があるんです。

 

分かれていないままに、まとめようとしましても、

それは絶対的に不可能!

 

 

例えば、10人でバケツリレーをするとしましょう。

 

ひとりひとりが、順番に受け渡していけば、問題ないですよね?

 

けれど、途中で3人が押しくらまんじゅうのようにくっ付き合っていたら、

どうでしょう?

 

その3人の中で誰が何をするのか、もめてしまいますでしょ?

仮に3人の話し合いがうまくいったとしましても、

(そもそも、話し合いがうまくいったらという仮定ですら、

おかしいのですけど、)

バケツを運べる距離はどうでしょう?

 

ひとりひとりが、順番に受け渡すグループよりも、

どうしても短くなってしまいます。

同じ距離にするには、

固まった3人がくっ付いたまま、3人分の距離を移動しなければなりません。

 

いずれにしましても、全体が上手く機能するためにまとまるためには、

骨や筋肉など、様々なパーツがバラバラになっていて欲しいのです。

 

 

力を抜くとは、ある意味、パーツをバラバラにするということなんです。

そして、力を発揮するとは、まとまるということなんです。

 

 

これは、身体の使い方だけではなく、頭の使い方とも共通しています。

 

 

何か問題に当たった時、中身を一度分解して解決策を探るのか?

 

分解せず、最初から最後までずっと全体を見ているか?

 

 

どう見ましても、分解した方が良い解決策が出そうですよね?

しかも、楽に。

 

分解せずに解決策を探るというのと、

身体のパーツを分けることなく、力を抜こうとするのと、

似ていると思いませんか?

 

とはいいましても、

パーツを分けるってそれなりに大変。

 

そこで、「すきま」を作りましょうとなるわけですね。

 

「すきま」が身体をひとつにまとめるのに役立つと思うのです。

 

「すきま」にエネルギーは流れる。

 

身体の中で、押しくらまんじゅうしているところ、減らしましょう!

 

 

 

 

 

 

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