オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

すごい料理が今作れるかどうかではない

エネルギーを通した動きが出来るかどうかというのは、

身体の問題ではなく、心の問題ではないかとも思うんです。

 

もちろん、身体的な問題で通りが悪くなるところはあります。

私も、左右で全く違います。そんな恵まれた身体ではありません。

 

けれど、多少の問題はそれはそれとして、

その中で最大限エネルギーが通るように動けるように、

と思うんですね。

 

問題点の方にばかり意識を向けるのではなく、

全体としてのエネルギーの通りに目を向ける。

 

例えば、

腕のエネルギーの通りに多少の問題を感じても、

足元へと繋がる通りにも意識を向けたいんです。

 

どこかが歪んでいるとか、

筋肉が弱いとか、

可動域が小さいとか、

 

そういったことは、全体としてのエネルギーの通りを良くした

その先に、目を向ければいいのではないかと思うのです。

 

 

それにですね、身体の使い方には、

身体そのものの中でのエネルギーの通りだけでなく、

身体の外への流れも重要な要素なんですね。

 

実践的な運動という意味では、

身体の外へエネルギーの流れを利用出来ませんと、

いくら身体が整っていても、用を成しません。

 

例えば、走るとき(歩くでも同じです)

進行方向へのエネルギーの大きさが重要で、

姿勢や腕の振りの大小といった身体そのものの問題は、

二の次なんですよね。

 

その進行方向へのエネルギーを軽視して、

歪みを無くせば、肩甲骨の可動域を広げれば、

というのは問題のすり替えではないかと思うんですね。

 

 

 

極端な話、足の遅い人でも、

恐怖に駆られて逃げる場面になれば、

普段以上の速さになるだろうと

誰でも思いますでしょ?

 

このとき、身体の問題点が解消されたわけではありませんよね。

それこそ、進行方向へのエネルギーが大きくなっただけです。

 

 

料理を作るならば、

包丁さばきに難があっても、

料理を完成させなければなりませんでしょ?

 

包丁の腕前が上がったら、料理を完成させますでは、

お話になりませんものね。

 

あるいは、包丁の腕前は素晴らしいけれど、料理は下手

では、どうしようもありません。

 

 

身体の問題点を改善しても、

動き全体としては、エネルギーがあまり通っていませんでは

何のための改善か?

ということですね。

 

 

すごい料理が今作れるかどうかではありません。

今、料理を完成させようという気持ちを持っているかどうか?

 

身体の問題点に目を向けるのは、

あくまで全体としてエネルギーを通そうとする中で、

行なうこと。

 

目の前の料理を完成させる中で、

問題点に気づけば良いのであって、

個々の問題で立ち止まり過ぎてしまいますと、

永遠に料理は完成しません。

 

 

エネルギーを通すというのは、

とにもかくにも、目の前の料理を完成させることかと。

 

その喜びを味わえると良いなと思います。

 

 

 

 

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