ヨガやピラティスって、思った以上に体に負担のかかるポーズをとったりしますよね。
それは、見るからに大変そうというものでなくても、意外にきつかったりします。
けれど、
体に良いんだと、つい頑張ってしまって腰を痛めてしまったりなんていうこともあるようです。
私が今、整形外科病院内で持たせていただいている
「JIDAIメソッド」のクラスに参加されている40代後半くらいの女性、
別のところでヨガをされているそうなんですけれど、
あるポーズをしていて少しばかり腰の筋肉を痛めてしまったとのことだったんです。
そこで、どんなポーズかを聞きまして、
同じポーズを別のやり方といいますか、ちょっと手を加えた形でやっていただき、
そこでまず腰への負担が無く軽くできることを体感していただいたんです。
そして、
「その身体の使い方の意識で元の本当のポーズをやってみて下さい」と。
ご本人が一番びっくりしていました。
「え~っ!?」
「は~ぁぁ。。。こうすれば、いいんですねぇ。」
「全然、違いますね。」
全く腰への負担を感じずに軽く、しかもよりきれいに出来てしまったんです。
これはどういうことかと言いますと、
一見、同じような形でありましても、
微妙な身体の使い方の違いで体への負担のかかり方が、全く違ってきてしまうということなんです。
ですから、本来ヨガやピラティスなどでとられる形といいますのは、
より良い身体の使い方・意識の仕方を学ぶためにあるのだと思うんですけど、
見た目の形を目指してしまいますと、体に無理させかねず、
結果、体に良いと思ってしていたことで、体を壊してしまう可能性があるということなんです。
自分の体が硬いから、筋力が足りないから先生のいわれるポーズが出来ないんだと、
無理をしてしまうのは仕方ないことではあるんですけど、
ヨガやピラティスが出来るようになりたいのか?
それとも
体を良くしたいのか?
というのは大事なポイントだと思うんです。
ヨガやピラティスが良いとか悪いとかいうことではなく、
体に良いことをしようとして、体を壊さないでほしいと思います。
これ、ジョギングなどにも当てはまりますよね。
何かをすれば体が良くなるわけではなく、
その何かを、体を良くするために利用する。
という考えはどうでしょう?
マイムから心と身体の平和を http://jidai9.wix.com/jidai