オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

村上春樹のことばから 〜異界と癒し〜

作家の村上春樹氏は
 
 
「読んでいるときはすらすら読めたけど、

読み終わってからなんだろうと思い始めました」

という感想は正しい
 
 
と語っているそうですね。
 
 
 
これは私の考えるアートマイム、オーガニックマイム作品と
同じなものですから、
 
そうですよねって、
偉そうに同意しながら、
ちょっと嬉しさと安心を感じました。
 
 
 
読んでいるとき、観ているときから
理解をしてしまうと、

物語に入っていけない。
 
 
 
理解というのは、頭での作業。
 
物語に入るというのは、心の出来事。
 
ですね。
 
 
 
で、この場合の物語というのは、
単にストーリーということではなく、
「世界」という意味。
 
 
「世界」は、ある意味「異界」であって、
 
作品を読んでいるとき、観ているときに、
その異界の場に、立つことができるかどうか?

が大事だと思うんです。
 
 
 
 
それは同時に、
 
異界の場に立たせることができる作品が、
力のある作品ということにもなります。
 
 
 
異界とは、
作者の個人的な世界ではなく、
誰もが持ち得る世界でなければ、
成り立ちません。
 
 
誰もが持ち得るのに、まだ経験したことのない世界、
そこでしか経験のできない世界を提示できれば、
力強い作品になります。
 
 
その意味では、
読む側、観る側が自分の世界への執着が強い場合には、
理解することにエネルギーを注ぎ過ぎてしまい、
 
分からない、難しいと投げ出すか、
穿った解釈で分かった気になるか・・・
 
作品を通して異界を味わうことが難しくなる。
 
 
 
私は異界に立つこと、味わうことが
自分が生きる上での物語を補完すると思っています。
 
それこそが、癒しだと。
 
 
 
自分に異界を許すというのは、
自分を投げ出すということ。
 
そんな場を作れたらと思うのです。
 
 
 
 
 
※ 作品『無虚苦 mukyoku』の写真です。
 
 
 
 
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