スキージャンプの高梨沙羅選手を支えるトレーナーということで、
先日の朝日新聞朝刊「ひと」欄で紹介されていた方の顔写真を見て
「あ、あの時の!」
以前、テレビで紹介されたこともある
ストレッチポールのハーフカットタイプ
(長~いカマボコですね)
の上に、背骨を沿わせるように乗っかり、
両手両脚を床から浮かせるものを指導していた人です。
もう4年も前ですけれど、
このトレーナーの方が講師を務める講習会に参加したことがあります。
(内容も、講師も知らずに参加したのですが・・)
そのとき、このストレッチポールを使ったトレーニングを体験したんです。
初めて見るトレーニングで、こんなの出来るわけがないと、ひるみましたよ(笑)
けれど結果は、3分くらいで出来るようになり、
それも、手も脚も真っすぐ伸ばして、大の字というかX字になったり、
手足を対角線で曲げ伸ばしをしたりと、
かなり自由に動けた覚えがあります。
(もちろん、両手両脚はずっと浮いたままですよ。)
そのときの模様は、以前こちらで書きました。
で、大事なのは、ここから!
私は、このトレーニングが出来るか出来ないかは、
たいして問題ではないと思っています。
(出来るに越したことはないですし、
出来ると、嬉しい!)
どんなトレーニングでも言えると思うのですが、
出来ることを目的としてしまっては、
本来の目的から外れてしまいます。
本来の目的・・・何でしょう?
パフォーマンス(競技、演奏、表現など)の向上ですよね。
となると、最も重要なのは、
そのパフォーマンス動作そのものレベルアップのはず。
トレーニングが上手に出来るようになることでありません。
ただ、パフォーマンス動作そのものをトレーニングしていても、
レベルアップは限定的になってしまうので、
いろいろなトレーニングをするということなんです。
ちなみに、
身体の使い方が優れていることを、単純に結びつけないほうが
いいと思っています。
知り合いに、曲芸師が何人かいまして、
私には到底出来ないようなことをされますけど、
それに特化した身体というだけで、
それ以外はかなり問題があったりするんです。。
曲芸的なことって、騙されますね。。。
バランスボードもそうですけれど、
力づくで乗れてしまう人もいて、
見かけとしては、出来ているのだけど、
そんな形で出来てどうする?
ということなんですね。
ですから、
取り入れるかどうか?
出来るかどうか?
ということよりも、本来の目的である、
パフォーマンス(競技、演奏、表現など)向上との関係性で
どうトレーニングに向き合うのか?
そのことを、常に大事にしたいですね。
※ 作品『無虚苦 mukyoku』の写真です。
公演
5月31日 夜9時開演〜10時
『マイミクロスコープ
〜夜のアートマイム劇場〜』
ワークショップ
3月29日
『和の身体』
3月31日
『バレエ(西洋)の身体』
4月2日
『原始歩き同好会』
4月2日
『パンチ・突き <動作塾>』
4月9日
『力まない下半身』
4月13日
『声(音)を身体に響かせる』
4月15日
『自分の音と呼吸に触れる』
4月20日
『美しい脚と歩き方』
4月23日
『刀の扱いから、
身体の使い方とエネルギーの伝わりを学ぶ』
4月29日
『呼吸を通す 〜心技体〜』(仮)
4月30日
『呼吸と表現』
レッスン
Body,Mind&Spirit
本当の自分の身体は天才だ!