オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

表現力と作品の力

表現力を磨くこと、
技術力を高めること、

それは舞台表現者にとっては、
当たり前に大事なことですね。


で、それはそれとして、

作品の魅力と表現力を、

一緒くたに考えてしまわないことも

大事。



先日、
アートマイム塾生による
作品上演がありました。

出演者3名 16分ほどの作品

『夢の中で夢を見ていたら、現実だった。』


これは私 JIDAIの作・演出で
アートマイム塾生には、
月2回1年半にわたって稽古を積んでもらいました。


さて、ごく大雑把に言ってしまいますと、


作品の魅力は、JIDAIが責任を負う。

表現力は、出演者が負う。



ということは、
どれだけ表現力が高くとも、
作・演出が悪ければ、
作品としての魅力は低くなってしまいますよね。


一方、作品は魅力的なんだけど、
出演者の表現が追いついていない…
ということも、あり得る。

(まぁ、これは、現実問題としては
そういう見方をする人は少ないでしょう。)


一般的には、出演者の表現力を見極めて
作品を作り、演出していきますから、
作品が魅力的ということであれば、
個々の表現力はそれほど気にならなくなるものです。



となりますと、
表現力の低い、あるいは偏りの大きな演者でも、
演出家の力で、作品に大きく寄与できるわけです。


演者の個性を活かす

ということですね。



この場合、

演出家にとっては、

とても良い勉強になり
成長につながります。



けれど、

演者のほうは、

今までの自分のままでいいわけですから、
成長はしません。


成長はしないけれど、作品次第で、
演者自身が評価されたりします。




ところで、

アートマイム塾は、個々の表現力を磨く場です。


作品(の魅力)に守られながら、
自分の個性を活かして、舞台に立つ喜びや達成感を味わうといった
安易な場ではないんですね。

アートマイムが求める表現力に対する責任を負う必要があります。


舞台に立つことで、どの程度の表現力が身についたのか、
試されるわけですね。


同時に、
その表現力を活かすも殺すも、作品次第。

作・演出も試されているわけで、
演者には作品を信じてもらうしかありません。


今回の公演は、非常に良いものになりました。


派手なことは何もない分、
個々の表現力が丸見えになるのですが、
塾生が頑張った成果を発表したという類いのものではなく、
客席のだれもが世界に巻き込まれていました。


表現力と作品の力の融合ですね。


次期アートマイム塾は10月開始予定。

興味のある方は、募集開始前でも事前にご連絡下さい。
詳細をご案内します。




次回公演

8月3日(金) 21時〜22時
       

『マイミクロスコープ 


〜夜のアートマイム劇場〜』


新作『崩滅』


 


ワークショップ


7月15日 

声(音)を身体に響かせる 呼吸編



7月22日 

『重心移動と肩甲骨



7月29日 

『整体運動&ボイスヒーリング



8月5日 

『しなやかな骨盤・背骨




8月11日 

『刀のワーク 〜動き方が変わる!〜

https://www.facebook.com/events/447941208980863/


8月12日 

『視野と瞑想と身体

https://www.facebook.com/events/225582498236158/
 

『トーラス呼吸 〜エネルギーワーク〜 屋外版

https://www.facebook.com/events/2033987733300790/



8月19日 

体幹力と脚の螺旋運動

https://www.facebook.com/events/494578340960203/



8月25日
 

『本当に使える肩甲骨

https://www.facebook.com/events/266228484146050/


8月26日 

声(音)を身体に響かせる

https://www.facebook.com/events/265242314247086/



9月16日
 

『トーラス呼吸 〜エネルギーワーク〜




レッスン


Body,Mind&Spirit 

本当の自分の身体は天才だ!







マイムから心と身体の平和を


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