小さな声で歌っているときは
それなりに、歌えるけれど、
大きな声で歌うと、
音程がとれなくなったりして
上手く歌えなくなる。
そんなことありませんか?
なぜか?
ひと言でいえば、
使う筋肉が違うから。
吐く息の量や勢いをコントロールする筋肉
声の響きにかかわる口の中の筋肉
声帯をコントロールする筋肉
これらの筋力が、
単純に足りなかったり、
筋力同士のバランスをコントロールできなかったり、
するからですね。
同じことが、身体の動きにも当てはまる。
当たり前といえば、当たり前ですけど、
トレーニングではなく、ボディワーク系に傾倒していると
見過ごしやすいんですね。
微に入り細に入りといった
身体感覚との向き合いは、とても大切ではあるものの、
それは、
小声で歌うことしかしていない
ということなんです。
大きなしっかりした声で歌えるようになることを
忘れてはいけないのです。
大きな動き、速い動き、力が必要な動き…
これらを忘れてはいけないのです。
大きな声で歌う時に、無理なく良い声でいられるために、
繊細に身体感覚と向き合うことは必要ですが、
小声のまま繊細に向き合い続けるのではなく、
大きな声を出す必要があるんです。
上手く出来ないとしても、当然です。
だから、練習するんですよね。
ボディワークとトレーニング、
両者の意味合いを考えて
取り入れると良いと思います。