上達する人と、なかなかしない人。
分かりやすいひとつ大きな差があります。
センスの有る無しは別にしまして、
練習を見ていて、誰でも分かる違いです。
例えば、レッスン中に私がコツを伝え、
これまで上手くいかなかったことが、出来るようになったとき、
上達する人は、
私が指示しなくても、何度も繰り返し練習します。
私のことが目に入らなくなる。
上達しない人は、
何もしません。
私が指示をすれば、繰り返すかもしれませんけれど、
ただ、突っ立ったままです。
上達する人は、さらに、
そのコツが他の動きでも応用が利くのではないかと
自分で試行錯誤します。
上達しない人は、
出来るようになったことが確認できれば、それでおしまいですから、
私が他に応用できないか探ってごらんと言っても、
どうしたらいいのか、分からなくなるだけです。
幸い、私のところに定期的に通ってくる人たちは
みんな、上達する人ばかりです。
飲み込みのスピード、上達のスピードは
人それぞれですけど、
本当に身につけようとしている人たちばかり。
なので、どんなに上達が遅くても、
私は応援をやめることはありません。
大好きな人です。
私、思うんです。
上達しないパターンでレッスンを受けている人は、
無理して習い続けなくていいのでは?って。
上達しないからではありません。
好きじゃないんでしょ?
ってこと。
好きでないものを、何に強制されてやっているの?
「出来るようになりたい」
と思っているのかもしれないけれど、
それ、ほんと???
って、自分を疑ってみたほうがいい。
好きでやっていると思っていても、
実は何かしら追い立てられてやっているはず。
それって、ストレスでしょ?
好きでやりたくなってしまうことをしたほうがいいですよ。
好きでやっていると、コツが分かったときなんて、
嬉しくてしかたなくなります。
暗闇がパーッと晴れたみたいな、
光~~~っ!!!
って感じ。
ね、楽しみましょ。
最新作『鏡』上演写真