オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

後ろの空間、感じられますか?

「後ろの空間を感じる」

先生・指導者から
このようなことを言われた方は
多いのではないでしょうか?

もちろん、私も重要なことだと思っています。

けれど、みなさんは
これ、できますか?

できている方は、
もうこの先を読まれても
面白くないかもしれませんけれど、


できているかどうかは、分からないけれど、

「やっている」
「意識している」

という方には、ぜひ読み続けていただきたいと思います。



と言いますのは、

これ、
「やっている」「意識している」では、

ダメなんです。




いえ、ダメというわけではないんです。

私自身、以前はそうしていたんです。

身体表現としての訓練でも、
発声としての試行錯誤ででも。

身体表現の指導でも、
このように言っています。


けれど…けれど…
本当のところでは、
「やっている」「意識している」うちは
やはり、ダメなんです。


考えてみて下さい。
それは、できていないから
そうするんですよね?


できていたら、
わざわざそんな意識はしませんよね?


…いやいや、できないから
意識するんでしょ?



と思われると思うのですが、
ここは、大切なポイントなんです。



本日の声のワークショップで
こんなことがありました。


声を響かせられるようになった方が、



「ダンスの先生に後ろに目を持ちなさいって

言われていたのが、

今、分かりました!」と。





これは、一例に過ぎませんけれど、
身体の使い方、特に声や呼吸に関するものが
分かりますと、
自然と後ろに空間を感じられるようになるんですね。



これは、感じていることに意識を向ければ
感じられるということで、

意識して感じようとするのとは
全く違うことなんです。



何が違うかといいますと、


前者は
意識を向けなくても体は感じているんですね。
後ろの空間は存在しているんです。

後者は
意識が外れれば、空間は消えてしまんです。



もうお分かりかと思います。



通常、何かをやっている際に
後ろの空間にずっと途切れなく意識を向けていることは
不可能ですよね?


そもそも、感じられる空間の質も大きさも
異なりはするのですが、
意識を向ける向けないという方法では、
本当に意味では役に立たないのです。



ですから、

ある時点までは
意識を向けるようにすることは、
大事なのですが、

並行して、
こういった身体の使い方を目指す必要があるんです。


先日発売された
『月刊秘伝7月号』での記事に、
このあたりのことが書かれています。

声を出さずとも、声が響くような身体であることの重要性です。

響声は、楽しくいろいろ教えてくれますよ。
 (次回は7/7です。下記参照下さい。)





次回 アートマイム公演 特別企画 !!

6月30日(日)14~17時(予定) @シアターX(カイ)




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『月刊秘伝』7月号(発売中)

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【ワークショップ情報】





6月23日 

『足指と体幹・バランス 〜足指の本当の活かし方〜
https://www.facebook.com/events/2419388821460098/



6月30日 

『心と体をつなぐアートマイムワークショップ
https://www.facebook.com/events/3132943520064950/




7月7日  

『声(音)を身体に響かせる

https://www.facebook.com/events/953396605051648/




7月13日 

『バレエ(西洋)の身体
https://www.facebook.com/events/2292303194372102/




7月14日 

原始歩き&アーシング




7月14日 

『走り 〜最適・快適から最速まで〜
https://www.facebook.com/events/420618695429918/



7月21日 

『ゆるめる/しめる




7月28日 

『力まない下半身
https://www.facebook.com/events/912972859034696/




【レッスン情報】


Body,Mind&Spirit 

本当の自分の身体は天才だ!







マイムから心と身体の平和を


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