なぜ、自分はあの人のように上達しないのか?
当たり前ですが、
その“あの人”にはセンスがあるんです。
ですから、
表面的には同じレッスンを受けていても、
実際に受け取っているものは
違っているんですね。
では、どうしたら、
同じものを受け取れるようになるのか?
もっと真剣度を高めればいいのか?
もっと自主練習を行えばいいのか?
残さずメモに残せばいいのか?
恥ずかしがらず質問すればいいのか?
私の考えでは、
それはそれ、です。
最も重要なことは、
受け取れる感度を持った身体になることです。
受け取れるだけの感度を持った身体。
これが、大前提なんですね。
同じレッスンを受けるといいましても、
頭で(言葉として)受け取っているものよりも、
身体で受け取っているものの方が
はるかに多く、また意味のあるものなんです。
この大前提のもとで、もうひとつ上達に欠かせないものがあります。
それは、
思ったように動かせる身体です。
もう少し厳密にいいますと、
どう動いたら良いかがわかった上での
思ったように動かせる身体です。
多くの方が、間違いやすいのですけど、
思ったように動かせる身体であれば、
上手くいくというわけではないんですね。
あくまで前提は、
受け取れるだけの感度なんです。
その感度が低い人が
思ったように動けてると思っていましても、
それは本人の思い込みの範囲でしかありませんよね。
それに、
感度の低い身体では、
どう動いたら良いかがわかっていないので、
思ったように動いたとしましても、
良い動きである可能性は低いのです。
耳の痛い話かもしれませんけれど。。。
でも、大丈夫。
私自身が、そうだったんですから。
だからこそ、
それを乗り越える術(すべ)を
ここの記事で、あるいはクラス、ワークショップで
お伝えしてきているわけです。
で、それをコンパクトに
わかりやすくまとめたものが、
この1年間の『月刊秘伝』での連載記事だったんですね。
ここでの記事では、
イラストや写真を使っての説明は、
ほぼありません。
ですが、『月刊秘伝』では
たっぷりと使って説明してきました。
イラストも私自身が描いていますので、
感覚的に伝わりやすかったのではないかと思います。
その連載記事が
一冊の本にまとまり、
もうじき、発売です。
「受け取れるだけの感度を持った身体」
と
「どう動いたら良いかがわかった上での
思ったように動かせる身体」
を手にするための本。
つまり、センスが良くなるための本といえます。
これまで頑張ってきた人にこそ、
手に取っていただきたい本です。
あなたが“あの人”になってくれることを
楽しみにしています。
【ワークショップ情報】