オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

身体、動きは、そのままエゴの現れだからこそ、大人として赤ちゃんの身体を取り戻す。

赤ちゃん。私たちはみんな赤ちゃんだった頃がありますね。

野生動物。野生動物と人間の赤ちゃん。身体的には同じ。

身体の作りは違うけれど、ただただ自然の法則に則って動きますよね。

 

ところが、今現時点での自分の動きはどうか?といえば、かなり不自然ではありませんか?

 

動物は大人になっても自然な動きであるのに、私たちは自然な動きではなくなっていく。

 

なぜなんでしょうね。

 

私は思うんです。

人間であるための「意識」というものが生まれるためだと。

 

それは、つまり

モノの見方・考え方のせい、ということ。

言い換えますと、エゴのせい、ということ。

 

動物はもちろん、私たちが赤ちゃんだった頃は、エゴがありませんね。

生きるための本能だけ。

 

動物はそのまま本能だけで、エゴが生まれることなく成長していきます。

一方、私たちは個人個人それぞれのモノの見方・考え方を持つようになりますね。

それは性格にも関わってきます。

 

ですから、幼稚園児ですら、パッと見た雰囲気で一人一人の個性が分かりますよね。

身体に、動作に現れているわけです。

人間になってきているということですね。

 

こうして大人になっていくわけですから、今の自分の身体の醸し出す雰囲気や動きは、モノの見方・考え方の影響によって何十年もかけて作り上げられてきたものということになりますよね。

 

 

もちろん身体にとって、スポーツをしている・していないといったことは関係がありますけれど、どんなスポーツをどんな風に取り組むか?が、結局その人のモノの見方・考え方の下に行なわれます。

 

元々赤ちゃんだった頃は野生動物と同じだったものが変わっていくのは、人間だから。野生動物には無くて人間にはあるもの、エゴ。つまりは全て、その人のモノの見方・考え方によるわけです。

 

身体、動きは、そのままエゴの現れなんです。

 

(これを逆方向に利用するのが、例えば、軍隊などの訓練ですね。動きを規律化することで個人性を消し、コマとして動けるようにしていく。軍隊としては極めて重要なことですね。)

 

 

では、大人になって身体の使い方を見直そうとなったとき、何が重要か?

もうお分かりかと思います。

 

今問題を抱えているその原因は、身体にあるのではありませんね。

 

整体などで身体を整えてもらっても、またすぐ戻ってしまうのは、習慣化された動き方が変わらないからではありますけれど、それはとりもなおさず、モノの見方・考え方が変わらないからです。

 

以前に書いたことがありすけれど、どんなに良い動きを体験・体感しても、それを良いものとして認識しないことには、ただ一度の体験で終わってしまうんですよね。

 

良いも悪いも、そういった価値はその人の中にあるのであって、外に絶対的なものとしてあるわけではない、ということでもありますね。個人的なものということですね。

ですから、良い(はずの)ものであっても、価値あるものとして受け止めなければ、そのまま流れすぎていくわけです。

 

ところで、あれ?と思われた方もいらっしゃると思います。

私は常日頃、身体から変わっていけると言っているのに、それとは話が真逆じゃない?と。

 

もちろん、身体から変わっていけるんですよ。

動き方を見直していく中で、一旦、エゴを脇に置いておくんです。いきなりモノの見方・考え方を変える必要はないんです。あくまで、一旦は全てを素直に受け入れるということですね。

 

動き方に重きを置くのか? それとも自分の今の身体(感覚)に重きを置くのか? ということです。

(この辺りのことは、拙著全てでお話をしていると思います。)

 

自分の今の身体(感覚)を一旦、横に置いておき、動き方に重きを置く。

これが出来ない場合は、当然、動きを変えていくのは極めて困難ですよね。今の延長線上にしかいられません。

それはつまり、エゴを強めていく、不自然さを強めていくということ。

 

エゴというとなんだか小難しい感じがしますけれど、エゴを脇に置いておくとは、繰り返しになりますけれど、動き方という自然の法則に目を向けることで、今の自分の身体(感覚)を一旦横においておくということです。

 

自分の身体の延長線上で考えるのではない。

自然の法則に基づいて考える。

 

そうしますと、自分の身体に何が必要か?何が不必要かが見えてきます。

自分の身体をこれまでは自然だと思っていたところが、不自然なんだと感じられるようになり、本当の自然な動きのために必要なものを理解できるようになります。

 

これを繰り返していきますと、エゴが薄くなります。あるいは、強いエゴを持っていても、一旦脇に置いておくことが出来るようになります。

 

この作業は、

大人として赤ちゃんの身体を取り戻す感じですね。

人間として野生動物を取り込む感じでもありますね。

 

私はこういった身体の自然さをオススメします。

 

 

 

【公演のお知らせ】

www.theaterx.jp

 3月15日(金)  19時半開演(20時半終了)

 

 

 

【ワークショップ情報】
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これ以降のワークショップ/定期レッスン情報は
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
定期個人レッスン 

スケジュールは変則的でも大丈夫です。内容も含め、お気軽にご相談を。

jidai9.wixsite.com

 

【月1回の特別クラス】
 
 
 
 
 
  
  ※下記レッスン情報参照
 

 

 

新著 

運動センスを一瞬で上げる! (amazon) 

 『「動き」の天才になる!』 amazon 

『筋力を超えた「張力」で動く!』 amazon 

『再創造する天性の「動き」!』 amazon 

 

DVD『「動き」の天才になる』 amazon 
 
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』 amazon 
 

DVD『脳の書き換え体操』 amazon

 

 

 オリジナルTシャツ発売中!

 著書の中のイラストを、さりげなくプリント

どんな意味が?→『知らず知らずのうちに、他人の緊張を解くお手伝い?

clubt.jp

 

clubt.jp

 

 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime

 

 

 

 

実験体験記 どんな身体に?

「私の身体がどんな反応をするか実験してみたい」とのお誘いを受けて、あるワーク(?)を受けてきました。

 

誘ってくださったのは、以前紹介した、私が信頼を置くバレエの先生をされている方。優子さんです。

 

優子さんが、色々な道具を使って、身体を機能(バレエ、西洋の身体)を呼び起こすことをしている、ということは、ブログで知ってはいましたけれど、どんな道具なのか?も含めて、ワーク内容はほぼ何も知りませんでしたので、不安と期待と、という感じで体験してきましたよ。

 

機会があれば、皆さんもぜひ!と思い、少し内容の紹介なんですけど、2時間半くらいの予定が、たっぷり4時間!!ということもあり、特に興味深かったものについてお話をしますね。

 

最初はかなりたっぷり時間をかけての施術。

これが、いわゆる身体を整えるというものではなく、バレエに適した骨格へと調整していくもので、私は個人的に身体の左側が非常に条件が悪いということを伝えて、左側メインで施術してもらいました。

 

ちなみに私、整体的な施術を受けることは20年くらい前にはありましたけれど、全くないんですね。鍼もありません。

 

と言いましても、そんなに恵まれた身体ではありませんで、そもそも子供の頃から軽い側湾があるんです。(胸のところで背骨が少し曲がっています)

そんなこともあり、骨盤も歪みがあり、足首の付き方も左右で大きな差があるんです。

 

とまぁ、こんな恵まれない身体で、運動神経も良くなかった私が、ここまでの身体能力には到達できているので、誰でも多くの人が、思っている以上に可能性があるんだよ!と、疑いなく本気で思えるわけです。

(この身体ゆえに、多くの人の身体と気持ちを自分事のように分かるので、それもありがたいのです。)

 

で、施術を受け、私の身体の以前からの問題点(側湾ではなく、それに伴う左の股関節)が改善されまして、左脚が非常に軽く長くなり、素直にストン!と床に落ちていってくれるように。歩きやすい!

 

 

身体を整えるといいましても、どんな身体に整えるか?は施術する人それぞれに考え方があるでしょうから、バレエに限らず、自分の専門で行なっているスポーツなど、それに適した身体にしてもらえるほうが、ありがたいですよね。

 

そして、この施術の後、道具を使っての実験となったのですけど、その体験によって、やはりどんな身体にしたいのか?何に適した身体になりたいのか?は、本当に重要だなぁと強く強く感じたんですよね。

 

使った道具はいくつかあるんですけど、その中でも印象的だったのが、腰からゴムチューブのようなものを足裏に引っ掛けて歩くもの。

 

その引っ掛け方が4種類(?)ありまして、それぞれで全く違う感覚の歩きになるんですね。

 

その中でも特に大きな違いを生じさせた引っ掛け方がありまして、その引っ掛け方ですと、やたら足指で掴むようになるんです。

 

大股で歩いたからというのもあるんですけど、他の引っ掛け方での大股歩きでは、こんなに足指は使わなかったので、やはりある特定の引っ掛け方だけで起こる現象なんです。

 

こんなに足指で掴むように歩いたことは無い!というくらいに、一歩ごとぐわっ!ぐわっ!と掴まざるを得なくなるんですよね。

ほんと驚きでした(笑)

 

一般的には、この足指掴み力が発揮される歩き方が、素晴らしい!と思うかもしれませんけれど・・・

 

 

で、この後の実感がさらに面白かった。

4種類の引っ掛け方それぞれで歩いた後に、道具を外してその場でのジャンプをするんですけど、この足指掴みの後では、ジャンプする前から、とても跳そうもないと感じるんです。ジャンプしたくないと。まぁ、それでも無理矢理ジャンプしますと、当然、筋力に大きく頼り、腕振りに頼り、それでいて高く跳べない。

あんなに跳べない身体は経験したことがありません。

 

それともう一つ面白いと感じましたのは、その足指掴み歩きになっているときは、上半身が歩きに全く関与しないんです。上半身は休んでいるという感じなので、どんな体勢にしても、つまり胸を張ろうと、背筋を伸ばそうと、猫背になろうと、歩きに関係ないんです。

 

他の引っ掛け方では、ほぼどれも背中が働き、上半身が必ず歩きに関与します。

 

と、このお話を聞いて何かピン!と来たかもしれませんね。

 

そう、この足指掴み歩きは、とっても「和」な感じなんです。

 

私は元々は、和の身体をベースに西洋の身体にもなれるようにと、研究・訓練してきたのですけど、さすがにここまで極端な感覚は無かったですし、仮にここまでなってしまっていたら、たとえ「和」といえども、極端過ぎて、動きの制限が大きくなってしまうようには思います。

 

足指掴みは、地面にしがみついているということですしね。

 

 

さて、4種類の引っ掛け方それぞれでの歩き、残りは違和感がなかったのですけど、おそらく一般の人だと大きな違和感を覚えるだろうなぁというものがありました。

(もしかしたら、十分な対応できないかもしれません。)

 

それは、上半身がダイナミックに揺れるもの。

言うなれば、黒人的な歩き方です。

(私には慣れた動きです。普段の歩きではありませんけれど。)

 

詳しくは、ぜひ実際に体験していただければと思います。

 

profile.ameba.jp

 

 

とまぁ、たっぷり体験してきまして、最初にも書きましたけれど、所要時間2時間半くらいだと言われていたんですけど、4時間経っていました(笑)。私の方で時間があれば、まだまだいろいろな体験をさせてもらえそうでした。残念(笑)。

 

最後に。

和の身体作りには、注意が必要です。本当に良い和の身体には、西洋の身体の要素が含まれています。

お気をつけ下さい。

 

 

 

【公演のお知らせ】

www.theaterx.jp

 3月15日(金)  19時半開演(20時半終了)

 

 

 

【ワークショップ情報】
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これ以降のワークショップ/定期レッスン情報は
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
定期個人レッスン 

スケジュールは変則的でも大丈夫です。内容も含め、お気軽にご相談を。

jidai9.wixsite.com

 

【月1回の特別クラス】
 
 
 
 
 
  
  ※下記レッスン情報参照
 

 

 

新著 

運動センスを一瞬で上げる! (amazon) 

 『「動き」の天才になる!』 amazon 

『筋力を超えた「張力」で動く!』 amazon 

『再創造する天性の「動き」!』 amazon 

 

DVD『「動き」の天才になる』 amazon 
 
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』 amazon 
 

DVD『脳の書き換え体操』 amazon

 

 

 オリジナルTシャツ発売中!

 著書の中のイラストを、さりげなくプリント

どんな意味が?→『知らず知らずのうちに、他人の緊張を解くお手伝い?

clubt.jp

 

clubt.jp

 

 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime

困った質問

ある種の質問、これまでに何度かされたことがあって、その度に、おそらく相手が望む答えにはならないだろうなぁと思うことがあるんですよね。

 

どんな類いの質問かと言いますと、

 

「〇〇な人たちを相手にするなら、どんな指導をしますか?」

 

「私の・この人の表現(の動き)をどう思いますか?」

 

といったものです。

 

これ、全く違う種類の質問のように見えるかもしれませんけれど、私には同じなんです。

 

どこが同じか?

 

 

目的・目標の設定が無いんです。

 

 

何がしたいのか? どのレベルまで行きたいのか?

そういったものが提示されない状態では現状を良いも悪いも(良い悪いでなくても)判断できませんし、さらに、指導って・・・なんです。

 

何かを判断するには、必ず指標が必要。

 

 

私はグループレッスンだけでなく個人レッスンもしているのですけど、その際、何よりも大事にしているのは、話をよく聞くことなんですね。

その人がどこにどう問題を感じているのか?

これまでにどんな解決法を試みてきたのか?

どんなレベルでやっていきたいのか?

そういったことを、私が感じ取れた後で、ようやく普段の動きを見せてもらうんです。観察です。

 

そこから、その人の望む方向に進むための、有効度の高いアドバイスを探り出すわけです。

 

 

もしそのアドバイスが、仮に、AさんにもBさんにも全く同じだったとしましても(そんなことは起こらないとは思いますが)、そのアドバイスを選び出した理由は全く異なるんです。

Aさんの現状と目標、Bさんの現状と目標が全く同じことはありませんから、違う理由での選び出しになるのは当然のことですよね。たまたま結果が同じだったというに過ぎないのです。

 

それにですね、同じ内容のアドバイスだとしましても、どんな言葉で伝えるかが違ってきます。

受け取り方をみて、言葉を変える必要があるんです。

 

 

特に表現(の動き)の場合は、その人が何をしたいのかを把握できないまま感想なりアドバイスを伝えるなら、それはただの私の個人的な好みの押し付けにしかなりませんでしょ?

 

私がその人の表現(の動き)に何を感じるか?ではなく、重要なことは、その人がしたいことがどの程度実現出来ているか?です。

 

いずれにしましても、指導なり助言(あるいは感想)は、まずは、当人がアドバイスを欲していることが前提。

それこそ、「〇〇な人たちを相手にするなら、どんな指導をしますか?」というのは、その人たちがアドバイスを求めているかどうかが、全く関係ないところでの話。指導も何もありません。

 

その上で、その人の目的・目標と現状の考え・実際の動きから、総合的に判断することにしているのです。

 

 

といったことですから、漠然とした質問には答えようがないんです。

 

 

ただ一方で思いますのは、こういった私にとっては漠然とした質問でも、明確に答えを出す人たちもいまして、からしますと「強いなぁ」と思います。

 

この「強いなぁ」には、良い意味も悪い意味も、どちらもあります。

ですから、この強さに対する憧れもありますし、同時にこういった強さは持ちたくないとも思っているんです。

ややこしいですね(笑)

 

 

この強い人は、何にも優先させるべき事柄を持っているのだと思います。

何をおいても、まずこれをやるべきで、これをやらないことには先に進めないぞというものですね。

 

もちろん、私にもあるんですよ。

「エネルギーを通す」です。

 

けれど、それですら、相手が望んでいるかどうか?

相手が望んでいないのに、エネルギーを通す方法を伝えることは、私には出来ないのです。

 

色々とお話を聞いた上で、相手が望んでいること・想定している理想像を、良い意味で上回るような結果が出るアドバイスが出来ればなと思っています。

 

なので、冒頭のような質問には、「どうでしょうねぇ」になってしまうことを、想定しておいていただければ。

 

 

 

【公演のお知らせ】

www.theaterx.jp

 3月15日(金)  19時半開演(20時半終了)

 

 

 

【ワークショップ情報】
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これ以降のワークショップ/定期レッスン情報は
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
定期個人レッスン 

スケジュールは変則的でも大丈夫です。内容も含め、お気軽にご相談を。

jidai9.wixsite.com

 

【月1回の特別クラス】
 
 
 
 
 
  
  ※下記レッスン情報参照
 

 

 

新著 

運動センスを一瞬で上げる! (amazon) 

 『「動き」の天才になる!』 amazon 

『筋力を超えた「張力」で動く!』 amazon 

『再創造する天性の「動き」!』 amazon 

 

DVD『「動き」の天才になる』 amazon 
 
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』 amazon 
 

DVD『脳の書き換え体操』 amazon

 

 

 オリジナルTシャツ発売中!

 著書の中のイラストを、さりげなくプリント

どんな意味が?→『知らず知らずのうちに、他人の緊張を解くお手伝い?

clubt.jp

 

clubt.jp

 

 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime

 

山の神とマラソン なぜ?

箱根駅伝の「山の神」と言われる人が過去に何人かいて、マラソンでの活躍を期待されるわけですけど、オリンピック代表になれた人はいなかったのではないかと思うんです。

 

期待ほどの活躍が出来ないのはなぜか?

 

普通に考えますと、を永遠に登るようなところで圧倒的な速さで走れる選手は、当然、平地では物凄いことになるのだろうという印象を持ちますよね。それなのに、どうして?ですよね。

 

で、1年?半年?くらい前に気がついたことあるんです。

 

それは・・・

 

坂登りが得意な選手は、そもそも平地での走り方が良くないからだろうと。

 

もし、マラソンで結果を出すことを期待するならば、登りではなく坂下りが得意な選手に目を向けるべきだろうと。

 

 

これ、どういうことかと言いますと、去年の12月の記事

『歩き方 和と西洋』

でお話をした、その内容通りなんですけれど、

坂登りが得意な人の走り方は、この記事で言う「和の歩き方」なんだと思うのです。

 

和の歩き方とは、脚を前に出して、前方の地面を引き寄せるような力の使い方なんです。

一方、西洋の歩き方は、脚で地面を後ろに押し出していきます。

 

坂を登る際には、この和の力の使い方が有効に働きまして、簡単に言いますと、坂を脚でよじ登る、そんな感じです。

 

これは、別の見方をしますと、脚の力で前に進んでいる・走っているということなんですね。

筋肉で言いますと、太ももの前側、大腿四頭筋が働きやすい。

あるいは、ふくらはぎ。足首で地面を掻くような力を使ってしまう。

 

つまり、上体が後ろに残った状態で、脚で体を運ぶ形ということでして、平地で走るには、効率の悪い走り方なんです。

 

もちろん、山の神と言われ、マラソンでオリンピックを目指せるような選手ですから、一般の人のレベルでの悪い走りではないでしょうけれど、世界で争うとなりますと、厳しいんでしょうね。

 

 

では、坂を下るのが得意な人は(話題になりませんけど)、どんな走り方か?と言いますと、西洋の歩き方である、脚で地面を後ろに押し出していける走り方。上体が先行して重心が前にあり、脚をあまり前に振り出さないために、地面を真下でしっかり踏み込める、そんな走り方。

 

 

とまぁ、山の神とマラソンの関係から、こんなふうに考えていたんですけど、2代目山の神と言われた、青山学院大学の神野選手が、対談で自分の走り方の特徴を話されていて、それがまさに和の歩き方的なものだったので、おお!やはり!!と。

 

それで気を良くしまして(笑)、こんな記事を上げた次第です。

 

動画(45:34~)

 

 youtu.be

 

 

で、さらにこの対談の中で、興味深いシーンがありました。

それは、25:35~を見ていただくと分かるのですけど、地面反発をもらって走ることの重要性について、為末選手(400mハードのオリンピック3大会連続代表、世界選手権2大会で銅メダルという、まさに世界で戦えた選手)と神野選手がそれぞれ説明している時の手の動きが全く違うんです。

 

為末選手は足に見立てた手を、手首を曲げたままにしています。一方、神野選手は手のひらで地面を舐めていくような動きをします。

神野選手のこの感覚、これは和の歩き方の説明で出てきた「足首で地面を掻くような力を使ってしまう」という、まさにこれなんです。

 

当然、反発を十分活かせるのは、為末選手の説明の動きです。

(この辺りのことは、『運動センスを一瞬で上げる』で説明していますので、興味のある方はぜひ。)

 

※私がこういった人と同じレベルで走れるわけではありませんよ。身体の使い方の違い・特徴を知ってもらえたら、ということです。

 

最後に、私のオススメする坂の登り方、下り方を。

 

登るときは、転がり落ちるような感じで。

下るときは、いわゆる坂を登るような感じで。

 

 

 

【公演のお知らせ】

www.theaterx.jp

 3月15日(金)  19時半開演(20時半終了)

 

 

 

【ワークショップ情報】
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これ以降のワークショップ/定期レッスン情報は
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
定期個人レッスン 

スケジュールは変則的でも大丈夫です。内容も含め、お気軽にご相談を。

jidai9.wixsite.com

 

【月1回の特別クラス】
 
 
 
 
 
  
  ※下記レッスン情報参照
 

 

 

新著 

運動センスを一瞬で上げる! (amazon) 

 『「動き」の天才になる!』 amazon 

『筋力を超えた「張力」で動く!』 amazon 

『再創造する天性の「動き」!』 amazon 

 

DVD『「動き」の天才になる』 amazon 
 
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』 amazon 
 

DVD『脳の書き換え体操』 amazon

 

 

 オリジナルTシャツ発売中!

 著書の中のイラストを、さりげなくプリント

どんな意味が?→『知らず知らずのうちに、他人の緊張を解くお手伝い?

clubt.jp

 

clubt.jp

 

 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime

山の神とマラソン なぜ?

箱根駅伝の「山の神」と言われる人が過去に何人かいて、マラソンでの活躍を期待されるわけですけど、オリンピック代表になれた人はいなかったのではないかと思うんです。

 

期待ほどの活躍が出来ないのはなぜか?

 

普通に考えますと、を永遠に登るようなところで圧倒的な速さで走れる選手は、当然、平地では物凄いことになるのだろうという印象を持ちますよね。それなのに、どうして?ですよね。

 

で、1年?半年?くらい前に気がついたことあるんです。

 

それは・・・

 

坂登りが得意な選手は、そもそも平地での走り方が良くないからだろうと。

 

もし、マラソンで結果を出すことを期待するならば、登りではなく坂下りが得意な選手に目を向けるべきだろうと。

 

 

これ、どういうことかと言いますと、去年の12月の記事

『歩き方 和と西洋』

でお話をした、その内容通りなんですけれど、

坂登りが得意な人の走り方は、この記事で言う「和の歩き方」なんだと思うのです。

 

和の歩き方とは、脚を前に出して、前方の地面を引き寄せるような力の使い方なんです。

一方、西洋の歩き方は、脚で地面を後ろに押し出していきます。

 

坂を登る際には、この和の力の使い方が有効に働きまして、簡単に言いますと、坂を脚でよじ登る、そんな感じです。

 

これは、別の見方をしますと、脚の力で前に進んでいる・走っているということなんですね。

筋肉で言いますと、太ももの前側、大腿四頭筋が働きやすい。

あるいは、ふくらはぎ。足首で地面を掻くような力を使ってしまう。

 

つまり、上体が後ろに残った状態で、脚で体を運ぶ形ということでして、平地で走るには、効率の悪い走り方なんです。

 

もちろん、山の神と言われ、マラソンでオリンピックを目指せるような選手ですから、一般の人のレベルでの悪い走りではないでしょうけれど、世界で争うとなりますと、厳しいんでしょうね。

 

 

では、坂を下るのが得意な人は(話題になりませんけど)、どんな走り方か?と言いますと、西洋の歩き方である、脚で地面を後ろに押し出していける走り方。上体が先行して重心が前にあり、脚をあまり前に振り出さないために、地面を真下でしっかり踏み込める、そんな走り方。

 

 

とまぁ、山の神とマラソンの関係から、こんなふうに考えていたんですけど、2代目山の神と言われた、青山学院大学の神野選手が、対談で自分の走り方の特徴を話されていて、それがまさに和の歩き方的なものだったので、おお!やはり!!と。

 

それで気を良くしまして(笑)、こんな記事を上げた次第です。

 

動画(45:34~)

 

 youtu.be

 

 

で、さらにこの対談の中で、興味深いシーンがありました。

それは、25:35~を見ていただくと分かるのですけど、地面反発をもらって走ることの重要性について、為末選手(400mハードのオリンピック3大会連続代表、世界選手権2大会で銅メダルという、まさに世界で戦えた選手)と神野選手がそれぞれ説明している時の手の動きが全く違うんです。

 

為末選手は足に見立てた手を、手首を曲げたままにしています。一方、神野選手は手のひらで地面を舐めていくような動きをします。

神野選手のこの感覚、これは和の歩き方の説明で出てきた「足首で地面を掻くような力を使ってしまう」という、まさにこれなんです。

 

当然、反発を十分活かせるのは、為末選手の説明の動きです。

(この辺りのことは、『運動センスを一瞬で上げる』で説明していますので、興味のある方はぜひ。)

 

※私がこういった人と同じレベルで走れるわけではありませんよ。身体の使い方の違い・特徴を知ってもらえたら、ということです。

 

最後に、私のオススメする坂の登り方、下り方を。

 

登るときは、転がり落ちるような感じで。

下るときは、いわゆる坂を登るような感じで。

 

 

 

【公演のお知らせ】

www.theaterx.jp

 3月15日(金)  19時半開演(20時半終了)

 

 

 

【ワークショップ情報】
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これ以降のワークショップ/定期レッスン情報は
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
定期個人レッスン 

スケジュールは変則的でも大丈夫です。内容も含め、お気軽にご相談を。

jidai9.wixsite.com

 

【月1回の特別クラス】
 
 
 
 
 
  
  ※下記レッスン情報参照
 

 

 

新著 

運動センスを一瞬で上げる! (amazon) 

 『「動き」の天才になる!』 amazon 

『筋力を超えた「張力」で動く!』 amazon 

『再創造する天性の「動き」!』 amazon 

 

DVD『「動き」の天才になる』 amazon 
 
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』 amazon 
 

DVD『脳の書き換え体操』 amazon

 

 

 オリジナルTシャツ発売中!

 著書の中のイラストを、さりげなくプリント

どんな意味が?→『知らず知らずのうちに、他人の緊張を解くお手伝い?

clubt.jp

 

clubt.jp

 

 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime

あなたは「詩」を言葉以外のもので表したりしますか?

言葉で詩を書ける人。

 

動きで詩を生み出せる人。

 

映像・絵で詩を描ける人。

 

空間・時間に詩を感じさせられる人。

 

 

いきなり、何を言い出したの?という感じですね。

 

人の向き不向きといったお話なんですけど、「詩」を喩えにすると分かりやすいと思ったものですから、詩で進めていきますね。

 

詩は言葉で語られるものですけれど、映像や絵などに詩を感じることってありますでしょ?

そんな感じで、動きそのものが詩のようなダンサー・舞手ということもあります。

私自身は動きそのものという感じもありますけれど、「空間・時間に詩を感じさせられる」というタイプだと思います。

 

では、私が言葉で詩を書けるか?と言いますと、それは全くありません。

私は言葉の詩からは、相当に遠いところで生きていると思っているんです。

 

逆に、言葉で詩を書ける人が、映像で詩を描けるか?となりますと、難しそうではありませんか?

 

 

といったように、同じ詩を感じさせるものであっても、

人によってどんな手段で生み出せるのかは違ってくる。

 

全てに秀でている人もいるでしょうけれど、どこかに秀でていたからといって、他も秀でられるわけではない。

 

 

私はそもそも言葉が大の苦手なので、言葉の世界に行こうとは露とも思ったことがないですし、動きのほうも元々ごく普通の運動神経(球技は苦手)だった上に、音楽に対する興味も感性も持ち合わせていなかったので、ダンサーというのも全くイメージに浮かばない感じだったんです。

絵は比較的得意だったこともありまして、それで今こうして「空間・時間に詩を感じさせられる人」としてアートマイムをしているのではないかと思うんです。

 

で、何が言いたいかと言いますと、自分が得意なものを活かせるといいですよね、ということなんです。

 

 

もし私が言葉での詩に憧れてしまっていたら(人は大抵、無い物ねだりで、不得意なものに憧れてしまいます)、相当に苦しい思いをすることになったのではないかと思うんです。

もちろん、苦しみが悪いわけではないのですけど、私は苦しみは好きではない、避けたいですし、そういったものに耐える精神的強さを持ち合わせていません。。。

 

趣味で楽しむのは別のことですよ。

趣味としてやっているのでしたら、苦しくはならないと思うんです。

 

 

さて、得意なものって往々にして、「え?普通だけど??」「これくらい誰でも出来るでしょ?」だったりしますよね。

でも、やっぱりそれは得意なんです。

「これくらい出来る人は、いくらでもいるから」という思いが浮かんでも、それはほっておいて気にせず、どんどん突き進んで、三者にまで届けてしまう方が楽しいんじゃないかな?と思うんです。

 

憧れで趣味でやるのは、自分のためだけになりやすいけれど、得意なことは、他人のためにやることが容易だと思うんです。

 

憧れで趣味でやるのは、自分を満足させるためだったりしますけれど、

得意なことは、エゴを薄くしやすい。

 

得意なことはスキルアップしやすく、スキルアップすると楽しい上に、さらに人に深く届くので、また喜びが増す。

 

趣味は趣味として楽しみ、得意なことを掘り下げる。

 

何が得意ですか?

 

創意工夫がスルスルと生み出せ、上手くいってしまうものは得意なこと。

 

どうですか?

 

 

【公演のお知らせ】

www.theaterx.jp

 3月15日(金)  19時半開演(20時半終了)

 

 

 

【ワークショップ情報】
       
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これ以降のワークショップ/定期レッスン情報は
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
定期個人レッスン 

スケジュールは変則的でも大丈夫です。内容も含め、お気軽にご相談を。

jidai9.wixsite.com

 

【月1回の特別クラス】
 
 
 
 
 
  
  ※下記レッスン情報参照
 

 

 

新著 

運動センスを一瞬で上げる! (amazon) 

 『「動き」の天才になる!』 amazon 

『筋力を超えた「張力」で動く!』 amazon 

『再創造する天性の「動き」!』 amazon 

 

DVD『「動き」の天才になる』 amazon 
 
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』 amazon 
 

DVD『脳の書き換え体操』 amazon

 

 

 オリジナルTシャツ発売中!

 著書の中のイラストを、さりげなくプリント

どんな意味が?→『知らず知らずのうちに、他人の緊張を解くお手伝い?

clubt.jp

 

clubt.jp

 

 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime

 

「ん」発声と赤ちゃんの泣き声 〜西洋の発声 和の発声 4〜

赤ちゃんの泣き声って、すごく大きいですよね。

 

腹式呼吸だから大きいと言われたりします。

けれど、それだけ??

 

赤ちゃんの泣き声の大きさは、単なる音のボリュームだけではないですよね。

ちょっと緊急事態的な感じがしませんか?

 

そりゃあそうですよね。赤ちゃんは言葉で訴えることが出来ません。泣くことしか出来ない。

必死です。

 

この赤ちゃんの泣き声が、ここ3回続けて話題にしている「ん」発声のお話につながってくるのですけれど、

ところで、緊急事態の際に使われる音って、サイレンに代表されるように、不快感を伴う音ではありませんか?そして(音程が)高い。地震などの緊急速報の警報音、本当にびっくりしますよね。

まあ、だからこそ、耳に入ってきて注意が向くわけですね。

 

で、この警報音的な声、何か思い当たりませんか?

そう、「ん」発声のお話でずっと出てきている、甲高いアニメっぽい声ですね。

 

つまり、赤ちゃんは腹式呼吸云々の前に、「ん」発声がベースにあるのだと思うんです。

 

腹式呼吸でしっかり声を出せる人は、世にごまんといます。けれど、その人たちの声は赤ちゃんとは明らかに違いますね。もちろん、赤ちゃんのような声を出そうとはしていないから、というのはあると思うのですけど、腹式呼吸で声を出したからといって、赤ちゃんのような声にならないことは確かです。

 

赤ちゃんは、声の大きさよりもまずは警報音として発声する必要があり、それゆえ「ん」発声がベースになっている。

と考えてもいいのでは?と思うんです。

 

まぁ、「ん」発声を体感するにはいくらかの訓練が必要なので、実感することが難しく、この一連のお話、「???」かもしれませんけれど、強引に続けます!

 

赤ちゃんの泣き声を文字にすると、どんな感じでしょう?

一般的には「おぎゃぁ」「ほぎゃあ」でしょうか?

 

これ、実際に声に出して読むと分かるかと思いますけれど、本当に赤ちゃんぽくしようとしますと「お(ん)ぎゃあ」「ほ(ん)ぎゃあ」「ん」を入れる感じになりませんか?

 

いや、そもそも「ほ」とか「お」ではなく「(ん)ぎゃあ」だと思われる方もいらっしゃるかもしれせん。

猫の鳴き声、特にサカリのついた猫の鳴き声って、ほぼ赤ちゃんの泣き声ですよね?

で、そのサカリのついた猫の鳴き声は、「ン”ニ”ャァーッ!」

 

「ん」どころか、濁点のついた「ん”」のような感じ。

 

日本語は子音と母音がくっついている言語であるために、「ん」という「n」子音で始まる音を判別しづらく、母音をつけて理解してしまい、「ほ」「お」をつけて「んぎゃあ」を「お(ん)ぎゃあ」「ほ(ん)ぎゃあ」としてしまうのではないかと思われます。「ん」を「う」に置き換えて「うぎゃぁ」もあるでしょうね。

 

ちょっとお話が逸れますけれど、動物の鳴き声を日本人は一般的に「ひひ~ん」「こけこっこ~」「にゃ~」のように文字で書き表せる形、言葉と変わらない感じで表現しますけれど、欧米の人はリアルな音の再現になるようですよね。

言葉的にはならない・しない。

 

(虫の音を雑音として聞くのか?心地良い鳴き声として聞くのか?の違いにも通じると思うのですけど、お話が逸れ過ぎますので、これはまたの機会に。)

 

英語など多くの言語は独立した子音としての音があり、それに母音が組み合わさる形であるために、子音を聞き取れる・聞き分けられる。

ですから、「んぎゃあ」に「ほ」「お」をつけて「お(ん)ぎゃあ」「ほ(ん)ぎゃあ」とせずに、そのまま「んぎゃあ」で理解出来る・聞き取れるのではないかと思われます。

 

いずれにしましても、(日本人的には「ん」を感じ取れないかもしれませんけれど)赤ちゃんの泣き声は、「ん」発音がベースであるということなんです。

そのことによって、警報音としての役割を果たしている。

 

そこに、腹式呼吸が合わさることは、音の大きさだけでなく、前回お話をしましたように、柔らかみや丸みのようなものが出ることになり、ただただ不快感の強い警報音ではなく、つまり遠避けたくなるだけの音から、なんとかしてあげたくなる音・声になるのだと思うのです。

 

と、赤ちゃんの泣き声を見てきますと、私たち大人になった日本人でも、元はみんな「ん」発声を腹式呼吸でやっていたはず。ということなんですよね。

 

(ちなみに「ん」を「ん”」としっかり発音するには、声帯・喉をしっかり作用させる、つまり母音であるかのように発音する必要がありまして、そうしますとよりお腹を使うことになります。)

 

ですから、「ん」をベースにすることは、決して突飛なことではなく、むしろ自然に還るみたいな、本来の発声を取り戻す感じとも言えるわけです。

 

和の発声が「ん」発音がベースになっていると考えますと、さらにリズムの取り方にもつながってきそうですし、この「ん」発音仮説は、面白い!(私には 笑)

 

 

 

【公演のお知らせ】

www.facebook.com

 3月15日(金)  19時半開演(20時半終了)

 

 

 

【ワークショップ情報】
       
 
 
 
 
※満席のためキャンセル待ち
 
 
 
 
 
 
 
 
これ以降のワークショップ/定期レッスン情報は
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
定期個人レッスン 

スケジュールは変則的でも大丈夫です。内容も含め、お気軽にご相談を。

jidai9.wixsite.com

 

【月1回の特別クラス】
 
 
 
 
 
  
  ※下記レッスン情報参照
 

 

 

新著 

運動センスを一瞬で上げる! (amazon) 

 『「動き」の天才になる!』 amazon 

『筋力を超えた「張力」で動く!』 amazon 

『再創造する天性の「動き」!』 amazon 

 

DVD『「動き」の天才になる』 amazon 
 
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』 amazon 
 

DVD『脳の書き換え体操』 amazon

 

 

 オリジナルTシャツ発売中!

 著書の中のイラストを、さりげなくプリント

どんな意味が?→『知らず知らずのうちに、他人の緊張を解くお手伝い?

clubt.jp

 

clubt.jp

 

 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime