もうクリスマスケーキのシーズンなんですね。あちこちで予約販売の宣伝が・・・あぁ、私を惑わせる魅惑のケーキたちよぉ。
クリスマスに関係なく、いつだってケーキは私の頭の中から、離れたりはしないんですけど、それにしても、この時ばかりと、怒濤のように押し寄せて来る、ケーキ。
普段でしたら、カットされた1人用の方が目立ってますけど、この時期はなんと言いましても、ホールっ!
あのホールケーキを、1人でぜ~んぶ食べてるところを想像するだけで・・・はぁ~ぁあ、どうしましょ。。。
って、どうもしないんですけど、やはり目がきらきらしてしまいます。
ケーキの輝きが映っているのか、私の目から、よだれが溢れているのか。
オーソドックスな、白いクリームに赤い苺の組み合わせは、清く凛としていて、気品溢れながらも、柔らかな優しさで、私を誘惑する一方、チョコレート、いえ、カカオがその大人の男の強さと、悪女の艶やかさで、私を掴んで離さないんです。(私が離したがらないだけなんですけど)
そんななか、フランボワーズだ、パッションだ、ピスタチオだといった、ムースやら何やらに、マスカルポーネにキルシュに・・・ぁあ~っ!何でも混ぜて~ぇっ!
写真を見ているだけで、五感全てがフルフル回転。
サクッとしたサブレ生地は、手応え、歯応え、音、全てが楽しく、「えっ!?いま何が口の中に広がったの?」っていう、掴めそうで掴みきれない、さりげなく、でもしっかりと潜ませてある隠し味に、箸ならぬフォークが止まらなくなり・・・
濃厚な味わいに爽やかな酸味、す~っと溶け、ねっと~りと舌にもたれかかり、しっとりと口の中に寄り添い、時にほろ苦さと・・・はぁ~~。。。
「めくるめく」という言葉は、まさにクリスマスケーキのためにあるんですね~ぇ。
それなのに、1つしか食べられないなんて(1つも食べられないかもしれませんけど)、悲しい、悲しすぎます。なんて殺生な・・・あぁ、いっそのことケーキなんて、この世に無ければよかったのに、なんて思うはずもなく、毎年毎年、無駄な妄想の時間を、た~っぷりと過ごさせて頂いております。
ケーキを作るは罪。ケーキを想うは愚。
私の心は、どんどん「愚」で満たされていく・・あぁ・・・