どうしても周りが気になってしまって
踊りに集中できない。
という女性。
レッスン前半での踊られている姿と
後半での姿に
とても大きな変化が。
前半は、筋肉に意識が向かっていた踊りで、
後半は、骨に意識が向かっていた踊り。
伸びやかさと、流れが生まれたんです!
そして、
自分の身体に軸ができたら
気持ちにも軸が出来て、
周りは目には入っているけれど、
気にならなくなった。
とのことでした。
また、足元も
最初は滑りが悪く踊りづらかったのが、
気にならず普通に動けたと。
ひとつふたつポイントを
押さえることで、
身体的にも、
内面的にも、
変化が生まれました。
こういう変化のシーンに立ち会えるのは、
私にとって、この上ない幸せ。
もうひとりの女性は、
あるポイントを押さえることで、
自分ではいくらか良くなったかな?
といった感じだったのですが、
他人から見たら、全く違っている。
同じ踊り仲間も
(あるポイントを意識したのが、
後か先かは知らないにもかかわらず)
「最初のは、腰が揺れてしまっていて
ふらふらしている感じ」
「あとのは、腰が動かず重みが出ていて
芯がある。すごくいい。」
と。
自分で感じているよりも
ずっとずっと大きな変化が生じているもの。
とはいうものの、
こちらの女性
「軸を意識するわけではないけれど、
軸が出来る。」
「足裏の重心の位置も、
全く意識していないのに
良いポジションになっている。」
と、気がつかれていました。
「でも振付の動きをやると難しい。」
もちろん、どんなに
魔法のようなポイント
とはいえど、
身体に染み込ませるだけの
時間(練習)は必要。
けれど、たった90分のレッスンで
これだけ大きな変化が生まれたわけですから、
あとは、日頃からの意識。
「(さり気ないのにかっこいい)先生の踊りのイメージ、
ご自分の動きの中に沸いてきたんじゃないですか?」
照れ笑いをされていましたけれど、
手応えを感じられているようでした。
ひと月ほどこの感じを育てていただき、
またレッスン、
ということを続けていくと、
思ってもみなかった世界に入っていけますね。
せっかく、好きでやっていること、
本当の意味で気持ちよく
やれるようになりたいですよね。
本当の意味での気持ち良さを味わっている姿を
見られるのは、
私にとっても大きな幸せです。
大事なことは、
ポイントを押さえることと
それを自分で育てること。
です。