この間まで、しばらくのあいだ、4種類のチョコを楽しんでいまして、タブレットと言うんでしょうか?まあ、板チョコですけど、4種類、それぞれひと欠けずつ、小皿にのせては、いただいておりました。
いや~ぁ、これだけ同時にいただきますと、チョコの味の違いがよ~く分りますね。
楽し過ぎます!
4種類とも、リンツなんですけど、
ひとつは85%のもので、あとの3つは、エクセレンス・シリーズという、カカオの産地にこだわったものだったんです。
3つの産地別チョコのうち、まずは一番カカオ配合割合いの低いものをと、
は~ぁっ、参りました~ぁ。。。って感じでしたね。
「キューバ」という、カカオ・トリニタリオ種100%使用の55%もの。
説明によりますと、「トロピカルなフルーツ風味」。
ま、そのへんは、ちょっと分りませんでしたけど、甘めで華やかな感じでしょうか、高カカオならいいってものではない、と感じさせるに十分な芳醇さです。
高カカオならいいと、値段の安いものばかりいただいていたので、この味の違いは、かなりのショック!
「マダガスカル」は、サンビラーノ種100%使用の65%もの。
「エクアドル」はアリーバ種100%使用の75%もの。
「マダガスカル」のサンビラーノは、バニラとの相性がいいらしく、まさに、その通り!といった感じの、マイルドで、どこかミルキーな優しい・・・といって、子供っぽくはない、豊かなバニラ。
「キューバ」で既に、参りましたをしているにもかかわらず、あぁ、こっちの方が好きかもしれないと、思わされてしまいました。
そして、「エクアドル」。
も~~~ぉ、だめですぅ~・・・これは前の2つとは違いまして、私の脳天にぐぅわぁっ!と来ましたよ。意表を突かれた感じですね。
目の前が妖艶な薔薇色になりました。いや、ほんとに。
カカオの全世界生産量の5%しか採れない、アリーバ種というフローラルな香りが特徴の、貴重な豆だけで作っているとのことなんですけど、確かにそれだけのことはあります。
幸せな気分にしてくれる、というようなことを越え、今まで味わったことのない、イケナイ世界へ連れていかれたような・・・あぁっ。。。
こんな豊かな世界があるにもかかわらず、カカオの多さばかりに捕われていた自分の、な~んて情けないことでしょうかぁ。
香りあっての、高カカオ。カカオは香りが命ですね。
貴重な経験になりました。
って、こんなことが貴重って、私の人生、ちょっと安っぽいでしょうか?
いいんです、貴重な経験が出来ることは素晴らしい!・・・ですよね?