「JIDAIクラス」って、どんなことをするんですか?
って、聞かれるんですけど、
「・・・・・。」
なんです。
どういったらいいんでしょうか、適当な言葉が見つからないんですよね。
今、参加している人たちも、最初、他の受講生から聞いていたのと、実際の印象ではかなり違っていたようですし、かといって、やはり説明のしようがないと。
それは、あくまでマイムテクニックを練習してはいるものの、「動き」という形の練習ではなく、「質」の練習をしていることに、あるんだと思うんです。
いわゆるパントマイムっぽい動きというものではなく、あらゆるポジション・動きでのエネルギーの出し方みたいなものを、練習しますから、
例えば、寸勁(すんけい:触れるか触れないか位の距離からの突き)をイメージした練習なんかもあるんですよね。
面白いところでは、中腰でつま先を浮かせたまま、両かかとが床から離れないように、ジェットスキーのように滑るように前進する、なんていうことを、やったりもします。
もちろん、ただ面白いからするわけではありませんで、ある感覚を得るためにやるんですけど、こんな感じですから、
人には何をどう説明していいのやら???
となってしまうんです。
ですから単純にパントマイムを習おうと思って、JIDAIクラスに参加しますと、かなり戸惑うことになります。
本当は、戸惑いを感じてほしくはありませんから、何とか説明したいんですけど・・・マイムはマイムなんですよ。あぁ・・・
身体表現の質を上げるために、身体そのものの質を上げる、と言ったらいいんでしょうかねえ?
経験したことのないことを、想像してもらうのは難しいんです。
と、「JIDAIクラス」少しでも想像の助けになることを、願って止みません。