オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

自分の感覚を肯定すると、蜜の味がする。

「自由に感じて下さい。」

 

「正解はありません。」

 

こういったワークは危険だと考えます。

 

 

何かいつも正解を求め

自分が何を本当は感じているのか?

 

分からなくなっている

(と思い込んでいる)

人にとって、

このようなワークは、

貴重な場と考えてしまうのでしょうけれど、

一歩引いて

考えてみて下さい。

 

 

どんな人でも、

一定の認知バイアスがあると思うんです。

 

無意識に偏った見方をしている

ということですね。

 

 

そもそも、

同じものを見ても、食べても

AさんとBさんとでは、

見えてるものも、感じる味も

違いますでしょ?

 

私たちは機械ではありませんから、

目や舌などの感覚器官が受け取った情報ではなく、

脳で既に処理された情報を

感じ取っているんですよね。

 

 

そんな状態で、

正解がないものを自由に感じて、

何が感じられるか?

 

当然、バイアスのかかったものです。

 

無意識で望んでいるものということです。

 

有り体に言いますと、

当人にとって都合のいいものですね。

 

 

それが、一見自分を否定するようなものであっても、

それを(自分を否定することを)

望んでいたということです。

 

ですから、

正解がないものを自由に感じるというのは、

どんなものでも、

当人には蜜の味がします。

 

自分の感覚に対する

肯定でしかないからです。

 

それは

バイアスを強めているということです。

 

 

自由なようでいて

自己に規定された枠内で

そう思っているに過ぎない、

本当はとても不自由な状態

です。

 

 

であれば、

自分が分からない見方、味わい方を

知ろうとすることの方が、

大事ではないか?

 

と私は思うんです。

 

もちろん、

分からないわけですから、

苦痛を伴う可能性はあります。

 

けれど、

その向こうに、

より大きな世界が待っているのではないでしょうか?

 

 

「自由に」という言葉によって

世界をより偏らせるのか?

広げるのか?

 

 

 

 

 

 

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