自転車に乗れるか乗れないか?
これは、乗れるような乗れないような
といった、途中段階が無いですよね?
しかも、乗れるようになりますと、
もう、乗れなくなるなんてことは無い。
これと同じことが、身体の使い方の世界にはあるんです。
つまり、出来るか出来ないか?
この間に、途中は無いんですね。
なので、教える側も、教わる側も
大変なわけです。
もちろん、効率の良い効果的な教え方はあります。
私はそれを提供・提案しているのですからね。
けれど、一般的には
自転車に乗れるようになれ!
といって、
自分が自転車に乗っている姿を見せているだけ
のような指導が多いわけです。
あるいは、指導といいましても、
世の親御さんが子供に自転車乗りを上手に教えられないように、
よくある練習法を、ただひたすら
叱咤激励しながら何度も繰り返すだけ
といったものになりがちです。
思い当たるところ、ありませんか?
自転車に関しましては、
まぁそれでもほとんどの人が乗れるようになりますから
いいのですけど、
身体の使い方の世界は、そうはいきません。
ところで、
先日のワークショップ
【末端と体幹の一体化】でも取り上げ、
1月に発売されたDVDでも取り上げているのが、
誰もが知っている「腕立て伏せ」です。
これが、身体の使い方によって、
見た目は同じでも、全く違う運動に
なってしまうんですね。
「末端と体幹の一体化」とは、
エネルギーが全身に通ることなのですが、
その状態になりますと、
多くの人は、腕立て伏せが楽に出来てしまうんですね。
一度も出来なかった女性が
出来てしまったこともあります。
一方、かえって大変さが増してしまう人も
いるんです。
鍛えている人に多いイメージです。
不思議ですよね?
鍛えている人であれば、さらに軽く何度も出来てしまう
と思いますでしょ?
ここが身体の使い方の世界の恐ろしいところですね。
さぁ、この恐ろしいお話、続きはまた。