オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

鍛えている人が、なぜか腕立て伏せが辛くなってしまう 〜 自転車に乗れない? 2〜

前回からの、恐ろしいお話の続きです(笑)

 

どうして、

腕立て伏せが楽になる人がいる一方で、

辛くなってしまう、それも鍛えている人が・・・

になってしまうのか?

 

 

 

それは、

筋力を全身の協調性の中で使っているのか、

筋力を局所的に使っているのか、

の違いなんです。

 

 

 

鍛えていて、

腕立て伏せを難なく出来る人は、

肩周りの筋力に頼っていることが多いんです。

 

ですから、逆に、肩周りの筋力が弱い人は、

腕立て伏せが一度も出来なかったりするわけです。

 

 

ところが、「末端と体幹の一体化」などによって

エネルギーが全身に通った状態になりますと、

肩周りの筋力は、あまり関係なくなってくるんですね。

 

 

では、どこを使っているのか?

 

 

それは

「末端と体幹の一体化」と言っているように、

体幹、特にお腹です。

 

 

もちろん、

鍛えている人もお腹の筋力は強い

と思います。

 

 

けれど、使い方が違うんですね。

 

腕立て伏せの時には、役立たせられない

のです。

 

 

 

むしろ、

肩周りの筋力が弱い人などは、

このお腹の力がすんなり使えてしまうことで、

「あれ??」

と本人が思ってしまう感じで、

腕立て伏せが出来てしまうんですね。

 

 

 

さて、

身体の使い方の世界では、

何かが出来る出来ないを見るのではなく、

 

「どう出来ているか」

 

が重要になります。

 

 

もし出来ていなくても、

「どう」のところが間違っていなければ、

いいわけです。

 

 

で、この「どう」のところを掴んでしまいますと、

あとは、その精度と、その上での筋力になります。

 

 

これが、

前回冒頭の

「自転車に乗れるか乗れないか?」

につながってきまして、

 

 

「どう」のところを掴んでいるかいないか?

が決定的な差なんですね。

 

 

自転車に乗れない人に、

 

より楽な乗り方や、スピードの出し方、

曲乗りを教えることは

 

全くのナンセンスですよね?

 

 

けれど、身体のことは

自転車ほどにはっきり見えないために、

このナンセンスなことが

あちこちで、昔からずっと繰り返されているんです。

 

 

教わる側は

「どう」の世界に目を向けられるかどうか?

 

教える側は

自転車に乗れていない人への効果的な指導を考えられるか?

 

 

大切だと思います。

 

 

次回、この「自転車に乗れない?」の

さらに大事なことをお話したいと思います。

 

 

 

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