オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

武術的な身体の使い方が、なぜ身体表現に必要なのか? 1

武術的な身体の使い方、

筋力頼りではない身体の使い方、

当初から、その重要性を説いていますけれど、

 

アニメの宮崎駿監督

古武術家の甲野善紀の動きに対して

 

「アニメにならない」

「手抜きに見える」

 

というようなことを言っているように

 

 

力みのない武術的な意味での良い動き では、

観客にとってリアリティーがなくなって しまうんですね。

 

 

そうしますと、

アニメに限らず、

舞台表現としても、困ってしまうんですよね。

 

といって、ですね、

 

これ、とっても大事な事なんですけど、

 

 

一般の人(昔の私も)がリアリティーを持たせようと

ダイナミックを目指しますと、

頑張り感しか出ないんです。

 

 

 

ダイナミックと頑張りは

全く違います。

 

 

 

ですから、

武術的な身体の使い方をしながらも、

手抜きアニメにならないように、

見かけ上は、

力感溢れる、ダイナミックな動きをすることが、

アートマイムと言いますか、

私の考える身体表現・身体演技で重要になってくるんです。

 

 

ですから、

武術的な身体の使い方というのは、

内側では、といった感じになります。

 

 

そんなこと出来るの???

 

 

と思われるかもしれませんね。

 

 

確かに、普通は出来ません(笑)

 

 

 

では、どんな人ならば、

出来るのか?

 

 

 

実は、

スポーツの世界のトップレベル の人たちは

それを体現しているんです。

 

そんな一見、不可能そうなことを

やっててしまっている。

だからこそ、トップレベルなんですね。

 

(そのまま武術的な動きをしている場合も多いと思います。)

 

 

 

筋力頼りではない武術的な身体の使い方の上で、

さらに(必要な)筋力を強めているのが、

トップアスリートだと思うのですが、

出来る出来ないという

白黒はっきり分けられるものではなく、

精度の高さの問題ではあります。

 

 

 

ところで、

武術的な身体の使い方と

ダイナミックな動きの差は、

何が主な要因だと思われますか?

 

 

私の言葉で言いますと、

 

武術的な身体の使い方は、

「落下する」がベースで、

 

ダイナミックな動きは

「跳ねる」がベースなんです。

 

 

 

この一見、矛盾するものを

併せ持つことを

クラスでは指導しているので、

どんなレッスンなのかを理解してもらいづらいのですが・・・(笑)

 

 

舞台表現・・・

芝居やダンスだけでなく、

フィギュアスケートなども、

こういった、土台となる身体の使い方に目を向け、

同時に、

それが、どう表現に結びつくのか まで見据えていくことが

表現の質の向上につながります。

 

 

次回は、その表現の質の向上について、

武術的な身体の使い方の大きな特徴である

「浸透する力」

をもとに、お話したいと思います。

 

 

 

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