自分の動きを映像で見たことありますか?
自分の声を録音して聴くと、
すごい違和感があるように、
自分の動き…踊りでもスポーツでも、
鏡で見るのではなくて、録画して見ることで、
違和感を感じることは重要なんです。
どうでしょう?
今は簡単に動画撮影が出来ますから、
もし全く見たことがないようでしたら、
とにかく、見ることをオススメします。
見たことあるという人でも、
なるべく、ことあるごとに撮影した方がいいと思います。
そして、見方です。
自分の映像を見て、単に「見てられない」と
目を逸らすように見たのでは、もったいないですよね。
(けれど、「見てられない」は大きな一歩でもあります。)
あるいは、
意識したポイントが上手く出来ているかどうか、
そこだけに目が行ってしまうのも、望ましくない。
見るポイントとして、
私が大事だと思いますのは、
全体の印象なんです。
雰囲気です。
改善すべき点といった、
細かなところに目を向けるのは、
あくまで全体の印象を正しく認識した上でのことに。
そうでありませんと、
修正の方向性が間違ったままに、
ということになってしまうんです。
全体をどれだけしっかりと捉えられるか?
捉えられる分しか、改善しません。
自分の動画の姿、その全体の雰囲気に違和感を覚えないようなら、
細かいところを改善しても、
それ以上の成長はない。
そう思うんです。
私自身を例にお話しますね。
まだ学生の頃です。
パントマイムでのロープを引っ張る動き、
その映像を、仲間が自分の母親に…
彼の母親は、フラ(ダンス)をハワイへ指導に行くような人だったんですけど、
見せたんです。
そうしましたら、
「動きが硬いわね。」
そう言ってたよと。
その映像、もちろん私は見ていました。
それだけに、納得がいかなかったんです。
ウネウネと柔らかく動くことは出来ましたし、
(ウネウネと動けることが、柔らかく動けることだという勘違いですね。)
たまたまロープを引っ張る動きが、直線的に動く必要があったから、
そう見えただけなんじゃない?と。
(周りからも上手だと言われてましたし。)
ですから、当然、その後の動きも、
それほど変わることはなかったと思うんです。
けれど、今思い出しますと、
彼の母親の言葉の意味がよく分かります。
今でも、その時の映像は脳裏に焼き付いているのですけど、
確かに硬いんです。
力んでると言うのとも違うんですけど、
印象として硬い。
平面!という感じなんです。
当時も、もっと上手になろうと練習はしていたんですけど、
全体の印象はそのままに、細部の動きに目を向けていても、
結局は、硬いままでの上手さだった。
そんな気がします。
自分の動いている姿を、認識出来る分しか上達しません。
ちなみに、自分の動きが見えていなかった私が、
なぜ、動きの質を変えられたのか?
それには2つあるかな?と思うんですけど、
ひとつは、今のマイム、アートマイムの指導を受けるようになり、
自分の練習映像を見た時、あまりの師匠との違いに愕然としたんですね。
ここまで酷いとは思っていなかった。。。
やはり、良い動きを直に見ているのは、大きいですね。
(もちろん、この時も全体の雰囲気を最優先に見ていることが重要。)
学生の頃とは環境が違っています。
そしてもうひとつ。それは、いわゆるパントマイムの動きの練習ではなく、
野球やサッカー、テニス、あるいは武術といった
表現ではない動きを研究・練習したからです。
この辺りのことは、また改めてにしまして、
とにもかくにも、まずは、自分の映像です。
自分の見る目、どうですか?
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