子供の頃、皆さん「ごっこ遊び」ってしたと思うんですけど、どうですか?
お店やさんごっこでも、ヒーローものでも、お姫さまでも、動物に怪獣、何でも、何か自分とは違うものになりきって、遊ぶって楽しかったですよね。
動きも声色も変えて、自分ではなくなる・・・
私は今でも、大好きで、と言いますか、ますます楽しんでおります。
パントマイムについて、この場でいろいろと言っておりますが、私にとって、原点は「ごっこ遊び」ですから、やはりマイムは遊びなんです。
体にいいとか、心にいいとか、何か誰かに向かって表現したいとか、そんなことより、ただただ、「ごっこ遊び」が楽しいんです。
何にも道具はいりませんし、場所も狭いなら狭いなりに出来ますし、子供でも老人でも、男でも女でも、なれますし、コミカルなものに、サスペンス、神聖な感じ、喜び、悲しみ、怒りに笑い・・・
日常の生活では決してあり得ない世界、普段では絶対に表すことのない感情、憧れる人物像に、否定したくなるような嫌な人物像・・・
身体を変えることことで、心が変わり、
心を変えることで、身体が変わり、
身体の柔軟性、心の柔軟性がアップしていきますね。
その上、ほんとは無いのに、まるで存在するかのような感触を味わえ、重さを感じ、軽さを感じ・・・まるで手品のような・・・
自分で自分のしていることに、驚けますよ。ほんとに。
今月のワークショップが、いろいろな方にとって、
「自分を楽しむきっかけ」
になればと思っています。