オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

あなたも「私」で私も「私」ですね。

自分のことを、私、私とだれでも言いますけど、私はどうして私なんでしょうね?

私はなぜ他のだれでもなく、私なのか?

なぜ自分のことを私と思えるのか?

何も、この肉体が私というわけでもないでしょう。
見れば見るほど、私から離れていく気がしませんか?
と言って、この肉体が私ではないとも、言えない。なにしろ、この肉体が他人だなんてこと、ありませんし。

では、いまこうして考えているのは、私?

まぁ、私としか言い様がありませんけれど、自分で自分の考えていることに驚いたりって、ありますでしょ?一瞬、自分ではないような。

私ではないだれか(何か)と繋がった?

それとも、単なる潜在意識?

ところで、小さな子供は、自分のことを「私」なんて言いませんでしょ?
自分のことを名前で指しますよね。○○ちゃんはねえ・・・って。

「私」なんて概念は無いんだと思います。
自分と私はイコールで繋がらない。

自分のことを、みんなが○○ちゃんって呼ぶから、自分は○○ちゃんなんだろう、
と思っているにすぎないのでしょう。

(○○が名前というのも分かっていないと思います。何しろ、「名前」なんて抽象的なものの意味が分かるはずありませんものね。)

で、いつの頃からか、自分のことを私とか僕って、言うようになるんですけど、
それまでの「私ではなかった自分」と、「私になった自分」とでは、
何も違わないようでいて、実はものすごく大きな違いが生まれてしまったような気がするんですよね。

何でしょうね?

ありきたりの言い方ですけど、宇宙との繋がりが切れたという感じでしょうか?
それとも、人間になった・・・社会的な生き物になったということでしょうか?

「私」という言葉によって、得るものと失うものとあるような気がしますね。

私は誰?

なんて考え始めてしまいますと、どんどん深い闇に落ちていってしまいますけど、そう考えているのは、やはり私で・・・

なんだか、小学生の1年生ころ、すごく大きなものを表そうとして、よく友達と言っていた、

宇宙を取り巻くもの・・・を取り巻くもの・・・を取り巻くもの・・・・・・

という、際限の無い世界に行ってしまいますね。

私は、もしかしたら、今ここでこんなことを考えている、小さな自分ではなく、宇宙大に広がった途方も無い意識なのかもしれないなぁ・・・

と、ここで、その宇宙大に広がっているにもかかわらず、あくまで、いち個人である「私」にしかすぎず・・・
では、その宇宙とは、ひとつではなく、無数にあるのか?といった疑念が生まれてしまいますけどね。

嗚呼。。。