オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

心の余裕、身体の余裕。

「心に余裕のない人(時)は、身体の自由度が低い」

どうでしょう?
自分のことでも他人のことでも、心当たりありませんか?


今週末は特別クラス
『自由な身体を手に入れる演劇的身体1日教室』
  ~ポーリッシュマイムに学ぶ心と体の扱い方~
を開催します。

これは、ごく簡単にひと言でいいますと

「表現力の秘密をあばく」

ことで、

「表現力を格段に向上させる」

というものになります。

で、なぜタイトルに「自由な身体」の文字が入っているのか?
といいますと、

表現力とは心や意識といった目に見えないものが、
身体という目に見えるものを通して表れることでありますから、

「表現力の向上はすなわち、身体の自由度を高める」
ことに繋がると考えるからです。


そして、身体の自由度が高まりますと、
例えばダンス・日本舞踊などでの振付けに対して余裕が生まれ、
身体を振付けのために使うのではなく、表現のために使えるようになっていきます。

自由度の低い身体とは、錆び付いた自転車のようなものですから、それを乗りこなすのは大変です。
錆び付いた自転車(自由度の低い身体)では、心に余裕を持ちづらいですね。

身体の自由度を高めることは、自転車の錆を落として油を差すようなものです。
心に余裕が生まれる上に、自転車もいい動きをしてくれる(表現力が向上してくれる)ことになります。


ところで、表現力向上のためにもうひとつ、重要なことがあります。

例えば、ボクシングなどで本番の試合に備えて、スパーリングというものを行いますね。

このスパーリングはダンサーなどの踊り手や役者であれば、シナリオ・台本などをもとにした稽古に当たるでしょうか。

実戦に近い形での稽古ですね。

けれど、スパーリングばかりやっていて強くなれるわけではありません。
基礎的なジャブやストレートの練習や、コンビネーションの練習にシャドーボクシングなど、
実戦形式とは違うところでの豊富な練習が非常に重要。

表現力向上のためには、このように実戦形式とは違う(シナリオ・台本のない)ところでの稽古が本来必要だとは思いませんか?

実戦に近い形での練習ばかりですと、自分のクセ・パターンでしか戦えなく(表現できなく)なってしまうなどの弊害が出てしまい、自分の枠を越えられなくなってしまいます。


といって、表現力向上のための実戦とは違う形での稽古って、どんなふうにすればいいの?

という、そんな疑問への回答にもなるのが、今回の特別クラスなんです。

参加していただく方に少しでも多くのいいものを持って帰っていただければと思います。

特別クラス詳しくは
http://blogs.yahoo.co.jp/mime_jidai/38317280.html

まで