感情をコントロールする、表現するために『エモーショナル・ボデイワーク』をやるんですけど、前回のクラスでクラス生のひとりが
「感情をコントロールするのも、どうなんでしょうね?」
って。
確かにそれもそうですよね。
もっと何かに任せて、自然にっていうほうがいいかもしれませんよね。
この『エモーショナル・ボデイワーク』はあくまでひとつの方法だと思うんです。
ひとは、自分が自然だと思っていても、それが本当に解放された、何の制限も受けていな自分といえるのか?
となりますと、難しいひとが多いと思うんです。もちろん、私自身も含めて。
ですから、このワークを通してまずは制限された自分を解放していければと思うんです。
と言いますのも、『エモーショナル・ボデイワーク』をやりますと、自分の感情・気質といったものの偏りを知ることになるんです。
何か始めからある種の感情を表現しようというわけではなく、基本的には身体と呼吸、空間に対する意識をコントロールしていくだけですから、
恥ずかしいとか照れみたいな、抵抗感は薄いと思うんですよ。
それでもそのパワーを発揮できない、弱いということは、何かしらの制限があるのかな?
ということなんです。
で、それはこんど人前での表現を考えた場合、その種の感情をうまく届けられないということになると思うんです。
自分では表しているつもりでも、相手の心を動かすほどの力を持ち得ない。。。
自分を知るということは、次の新しい自分への第一歩。
表現方法ということだけでなく、自分の中にある新しい自分の芽を育てることにも、『エモーショナル・ボデイワーク』が役に立てればと思います。