オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

生きてる喜び・・・かな。

何か新しい発見をできた時って、嬉しいですよね?


特に、「これってもしかしたら、真理なんじゃない?」

といったことを感じ取れた時は、
生きてる喜び
みたいなものを感じませんか?


身体を動かす時の感覚にも、そういったことがありまして、
私はマイムを通して、そういったことを探っているようなものなんですけど、
クラス生にもそういったことを何とか伝えたいな、味わって欲しいなと思って、
いつもクラスに臨んでいるんです。



当然、簡単ではありません~。。。



私の力不足もあるでしょうし、
クラス生の側のスキルや探究心にもよるでしょうしね。



この間のレッスンで、あるクラス生の女性が、
やはり大きな収穫を得られたということを、
それはそれは喜びに溢れた顔で話してくれました。


私の方こそ、本当に嬉しいですよ~。



パントマイムといいますかオーガニックマイムの場合、
演技に必要な内面の感覚といいますのが、
身体の感覚、動きの感覚に結びつかせる必要があるものですから、

本当に身体で納得できない限りは、
ずっと?の状態になってしまうんです。


頭だけでの理解は、あり得ないといってもいいかもしれません。
ということは、
そこまで身体を使わないといけないということなんですね。


マイム初心者に限らず、かなりの経験者であっても、
クラスに入りたての頃は、動きが出来る出来ないということよりも、
私の言っていることが分らない、ということはよくあるようなんです。


難しい話をしているということでありませんよ。
例えば、マンゴスチンという果物の味を、
食べたことのない人に、どんなに説明を尽くしても、最後の
「あぁっ! そういう味なんだ!」
っていう納得感には至らないような感じだと思うんです。



動きって、外から見て一見同じようなことをしていましても、
中身は全く違っていたりするわけで、
けれど、大事なのは感覚ですから、
その感覚を導き出すために、
時に論理的に、時に感覚的に、時に比喩的に伝えなければ、
なんです。



で、その私の言葉のいずれかと、
クラス生の受け皿ができた状態が、タイミング良くはまりますと、
先ほどの女性のように、生きてる喜びみたいなことになるのでしょうね。


・・・「生きてる喜び」って、大袈裟ですか?


そんなことありませんでしょ?
何しろ、
今まで眠っていた(死んでいた?)宇宙とつながるような感覚が、目覚める
んですよ。



さて、私の言葉がもっと伝わりやすくなればなと思います。
もっと上手に・・・精進、精進。



マイムから心と身体の平和を