音はとても大事です。
音楽ではなく、音。
身体の中に持つ音。
身体の音が観る人の身体に伝わります。
音叉ですね。
身体 to 身体。
マイムはダンスではありませんから、音楽を感じさせるということとはちょっと違いますけれど、
豊かな音を濁らないように発する必要があります。
いい音を作り、余計な音を発しない。
そのための身体のコントロール。
変わった動きや凄い動きを見せるためというのとは、やはり違います。
それはそれ。
さらに欲を言うならば、
その人自身の音を無音にする。
色でいえば白。
その人自身の音が無音であれば、表現していることの音が純粋に聞こえてくる。
マイムをする人は気を付けませんと、表現していることの音が平坦になりがちです。
言葉を発しないことで、身体の中の音まで消えてしまいやすくなるんですね。
(踊りも同じだと思います。振り付けを動くことと、踊るということは違いますものね。)
マイムをしながら音を発するとよく分りますよ。
マイムから心と身体の平和を。