オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

お腹に力を入れるって、どうやるの?

「お腹に力を入れろ」


よく言われますよね?


ですけれど、お腹に力を入れるって分ったような、分らないような
何とも微妙な感じじゃありません?




「お腹に力を入れろ」と言っている人は、
自分の肩や頭の位置から足裏の感覚など、お腹以外のそれらのことを一旦横に置いておいて、
ただその時のメインだけを言葉にしてるに過ぎないんです。


「お腹に力を入れろ」と言いながら、
それ以外のことが体全体ではいろいろと起きているということですね。


極端なことを考えると分りやすいと思うんですけど、
寝っ転がって胎児のように丸まっていましても、お腹に力を入れられますでしょ?


けれど、そんな力の入れ方では意味がないどころか、
力みを生んでしまうだけですよね。


・・・いくらなんでも、そんなバカなことはしませんよぉ~


って思われるかもしれませんけど、
あらためて「お腹に力を入れろ」がどんな力の入れ方かを考えると・・・ねぇ、難しいですよね。




「お腹に力を入れろ」で求められるものは、
そのことによって自分の肩や頭の位置から足裏の感覚まで、
全身がある種の良い状態に変化することなんです。


ひと言で言えば、エネルギーの通りの良い状態なんですね。



これは逆に言いますと、


「エネルギーの通りの良い状態にしていくと、自然とお腹に力が入った状態になっていく。」


ということなんです。


お腹に力を入れたらエネルギーの通りの良い状態になる、というわけではないんです。


“お腹はお腹以外の全てのもので出来ている”ものですから、
お腹のことをお腹のことだけで考えてしまうと、
どうしても片手落ちになってしまうんですね。



お話が脱線するといけませんけど、
お腹に力を入れることが出来ないからと、腹筋をつけるべく腹筋運動をしましても、
この“エネルギーの通りが良い状態になる”ためのお腹の力を入れ方が出来るようになるわけではなく、
かえって弊害を起こすと私JIDAIは思っています。



では、お腹に力を入れるというのはどう解釈したらいいんでしょう?


ひとつ大事なことは、骨盤を締めるということではないでしょうか。


(骨盤を締めるって何???と思われる方も大勢いらっしゃると思いますが・・・)



力を入れるということは、筋肉を収縮させることではなく、
骨を動かすことだと思っていくといいかもしれませんね。


骨盤はひとつのかたまりではなく、
大袈裟に言いますと、手の平をこすり合わせるような感じで動くんですよ。


お腹に力を入れるとき、骨盤に意識を持っていってみてはどうですか?






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