オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

「腰で打つ」から「足裏で打つ」へ (1)

「腰で打て」


聞いたことがあると思います。


私も昔は大事なことだと思っていたんです。
けれど、今は、といいますか、ずいぶん前から変わってきまして、今回は


「腰で打たない方がいい」


「もっと良い方法がある!」


というお話です。


・・・ですが、
これはスポーツをされていない方でも、

腰を痛めないためには大事な身体の使い方になりますし、

身体表現者にとっても、美しさやエネルギーという点で

とても重要な意味を持ちますので、
ぜひ読んでみて下さいね。




腰で打つ・・・野球、テニス、ゴルフ、ボクシングなどなど、
多くのスポーツで重要なこととして言われていますよね?


みなさんは、どのように解釈されていますか?
そして、どのように実施されていますか?


一般的には腰を「くっ!」と捻るような感じでしょうか?
けれど、これは、腰を痛めやすいんですね。


腰椎は回転(回旋)しづらい構造になっているものですから、どうしたって無理がありますし、
仙腸関節という仙骨と骨盤のつなぎ目にも大きな負担が掛かってしまうんです。
いずれにしても、ぎっくり腰になりやすい。


それにですね、腰を動かそうとしますと、わき腹の筋肉を使うような感じになると思うんですけど、
今は当たり前のようにいわれる体幹とかコアのトレーニング、
それはこのわき腹をしっかりさせましょうということですよね?


そうしますと、しっかり固定しつつ回転させるという、
明らかに矛盾したことをしようとしているんですね。



そこで大事になってくるのが、股関節。
研究熱心な方や、いわゆる運動センスの良い人は、
腰よりも股関節を意識的でも無意識でも使っていると思います。


「左右の骨盤(腸骨)を擦り合わせるように」
という言葉を聞いたことがあるかもしれません。


そのことで、股関節より上の体、骨盤から上全体が回転(回旋)運動をしてくれるわけです。



ここで、ちょっと
人間の体の回転(回旋)運動が、どう行なわれているか?
をみてみますと、
ひとつは今お話しました股関節ですね。
それと、もうひとつ大きなポイントとなる部位が、胸椎11番と12番の間
そこに、肋骨の上で肩甲骨がずれるということも加わるんですね。


ちなみに、胸椎11番と胸椎12番の間といいますのは、

みぞおちの高さくらい、あるいは腕を下げた時の肘の高さくらいになります。



で、この回転(回旋)運動ですけれど、

そもそも「打つ」ということにとって、どれだけ大事なことなのか?





・・・次回につづく

(ここのところ、物凄く長い文章になっているので、短めでいってみようと思います。)




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