オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

ぎこちない不自然な動きを解消するには?

自分の身体がどう動いているのかを知っている。


こういう状態になれるといいなと思うんです。


長いこと稽古しているのに、どこかいつも不自然な動きになってしまう人っているんですね。


不自然といいますのは、文字通りぎこちない感じというのもありますし、
我(が)の強い動きというのもあります。


この不自然さってどうして生まれるのかな?って考えてみましたら、
どうも、自分の身体がどう動いているか?に対しての
態度・姿勢に問題があるのではないかと思ったんですね。



ひとつはっきり言えますことは、


動きをコントロールしようとし過ぎる。



もちろん、私も動きはコントロールしているわけですけど、
不自然になってしまう人は、コントロールする方ばかりに神経を使ってしまっていて、
そのコントロールされた身体から返ってくる情報を受け取っていないように思えるんです。


別の言い方をしますと、



頭が身体を支配しようとしていて、身体からの声に耳を閉ざしている。




けれど、
身体には身体の意思のようなものがあってですね、
動きやすい方向であったり、リズムであったり、流れであったり、
そんなものがあるんですね。


それは、オカルトっぽい話ではなく、世の中には人間工学とかデザインという名の下に、
そういったことを研究して製品に活かしたりしているわけです。



動きの稽古を繰り返しているにもかかわらず、いつまでも不自然さが取れないのは、
この身体の意思に反することをしているからだと思うんです。


古武術系の稽古では、この身体の意思というものを引き出して、
頭で支配してしまわないように導いていくので、
参加者はちょっと狐につままれたようなことになるのだと思います。
(なかなか身につかないのは、頭で理解しづらく、身体で覚えるしかないからでしょうね。
そのかわり、身体が分かってしまえば、当たり前になりやすい。)



では、どうしたら、身体の意思を尊重しながら動けるようになるのか?


身体表現はもちろんのこと、スポーツでも楽器演奏でも何でもあらゆることが、
基本的には自分の意思で身体を動かして、つまりコントロールしての行為になるわけで、
狐につままれた状態にいるわけにはいきませんでしょ?


そこで、重要な意識のあり方が、最初に申しました、



自分の身体がどう動いているのかを知っている。



なんです。


これは、

「知っている」ということがミソです。


「意識する」というのではありません。


知っていればいいんです。



これ以上は理屈で考えても分かりません。
ある意味、言霊です。


「知っている」という言葉の力を信じてみて下さい。



きっと、動きの不自然さが解消されてくると思います。
もし、上手くいかないようでしたら、その時はJIDAIのクラスに!





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