オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

関係性って?

「関係性が大事」
・・・だれも異論はないと思うんです。

けれど、関係性って、
具体的にはどんなこと?


(劇場シアターカイで『本物の俳優修業シリーズ』として
開催されている月2回のワークショップ)

その稽古で、
二人が向き合ってやり取りするシーンを
演じてもらったんですね。


これ、やり取りの内容よりも何より、
もっと根本的に大事なことがあるんですね。

それは、二人の立ち位置。

どれくらいの距離をとって向かい合うか?


一般的には、どうしても近づき過ぎてしまいます。

日常的な感覚では自然な距離感が、
舞台ではとても見づらいものになってしまうんです。

では、どれくらい離れたらいいのか?



・・・ここで、物事を自分の感覚ではなく、
自分の外にあるどこかの指標でしか測れない人は
何センチといった指示を必要としてしまいます。

かといって、
自分勝手な感覚でも、上手くありません。
なにせ、相手のいること。
相手との息、感覚の擦り合わせが必要。

なんだか、とっても難しそうですよね?

けれど、もしそれで、
受け身…自分で判断せずに相手が、
程よい距離感を作ってくれることに
期待して、待ちの姿勢になる・・・

これも、もちろん、良くないですよね。


関係性というのは、
こういうことだと思うんです。



自分の主体性を持ちつつ、相手の主体性を尊重し、
自分と相手の「間(あいだ)」に思いを馳せる。


関係というのは、
「間(あいだ)」
にあると思うんです。


目には見えない、二人をつなぐヒモのようなもの。
二人のエネルギーの交わり。

ですから、どちらが強過ぎても弱過ぎてもいけない。
受け身で待っていては、ヒモは繋がれない。

出来るだけヒモは同じ太さにして、
真ん中で結べるように。


こうやって見ていきますと、
関係性を成立させるためには、
まず何より主体性が必要だということになります。


そして、
自分を信じて、相手を信じる。


信頼する
と言ったほうがいいかもしれません。


こちらも向こうも、
ただ自分をぶつけたのでは
関係性は生まれない。


アートマイム、オーガニックマイムでは、
自分と相手の「間(あいだ)」
を創り出し、見せることが大事。


マイムは
「目に見えないものを見せる」
「何も無いところに全てを生み出す」
なんて、よく言いますけれど、
この「間(あいだ)」を創り出すこと、見せることは
普通は意識されていません。


「対(たい) 人(ひと)」でなくても、
「対(たい) 物(もの)」でも、
あらゆることが、

関係性が生まれることによって、はじめて、
その関係性を生み出した、自分と相手、自分と物、
それぞれの存在性が露わになるのだと思うんです。

関係性の無いところで、自分の存在をアピールしても
その声は誰の耳に届くことなく消えてしまうように思います。

普段はソロの多いアートマイム、オーガニックマイムから、
「関係性」に思いを馳せてみました。





1月12日 

『響声歩き〜声による心と体のチューニング〜





1月15日 

『重心移動と肩甲骨 <動作塾 特別講座>





1月15日 

『原始歩き同好会






1月19日
 

『刀の扱いから、

身体の使い方とエネルギーの伝わりを学ぶ






1月22日
 

『力まない下半身

https://www.facebook.com/events/1647432071949034/




1月26日
 

『声(音)を身体に響かせる







公演


1月27日
       

『マイミクロスコープ 

〜夜のアートマイム劇場〜』

  
今夜は20時開演

ポーランドで行なった映像でのプレゼンテーション

も、お楽しみに!  
     


     
               
レッスン


Body,Mind&Spirit 

本当の自分の身体は天才だ!







マイムから心と身体の平和を


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