きのうは、生まれて初めて、杵と臼でのお餅つきをさせてもらいました。
ず~っと昔、3才か4才くらいの時に、やらせてもらったことはあるんですけど、当然そんな小さな子供が、重たい杵をかついで上手につけるはずもなく、単に杵に触らせてもらったというくらいのもので、悔しさといいますか、情けなさだけが記憶として残っていたので、や~ぁっと気持ちが晴れましたよ。うれし~ぃっ!
お餅つき、楽しいですねえ。最初はやはり思うようにならず、不甲斐無さを感じつつでしたけど、徐々に馴れて、天高く(かな?)振りかぶっては打ち下ろしで、気持ちのいいこと、いいこと。
何人前ずつかは分かりませんけど、5回くらいに分けて、ずいぶんと楽しませてもらいました。
ただ私、初めてだったので知らなかったんですけど、お餅ってつく前に、臼の中の蒸した餅米を、杵でよくこねておくんですね。
ここで粒つぶを、きれいにつぶしておかないと、舌触りの悪いものが出来上がってしまうらしいんです。
で、これが思いのほか力を使うんですよ。特に握力。杵を持つ手に力がないと、こねられないですからね。
普段、握力なんてほとんど使わないですから(なんたって、パントマイムは、ぜ~んぶ想像の世界ですから)、これはかなり効きました。
一生分の握力を使い果たした、とはいいませんけど、例えばグレープフルーツを、片手で持ち上げるのがちょっと辛くなるって感じでしょうかね。
何でもやってみないと、分からないですね。
くわで畑を耕すのも、似たようなものでしょうから・・・いやぁ、ほんとに恐れ入ります。毎日の食卓に感謝です・・・
って、そうそう美味しかったか?って、それはもちろんですっ!
あの、手につかないようにっていう粉をふる前の、ほんとのつきたての味に、香りに、舌触り、のど越し・・あぁ、最高の贅沢ぅ~!
言葉で表現のしようがありまっせん!ただ私の体が、感じ、記憶するだけです。
来年、この記憶をまた呼び起こしたいものです。