死刑制度って何なんでしょう?
きっと誰もが、矛盾を感じてると思うんですけど、人を殺してはいけないと言いながら、合法的にならOKってどういうこと?
それ相応の理由があれば、人を殺してもいいって言うのでしたら、誰が戦争を批判できましょうか?
悪い奴は成敗してくれる!って、誰にとって悪い奴なんでしょう?
自らの命を絶つことですら、良くないといわれているのに、他人の命を奪うことを、正当化できる理由がどこからやってくるんでしょう?
自分の大事な人を殺されたら、もちろんやり返したいですよ。
自分の手で、自分の目の前で、憎しみを込めて、憎しみを晴らすために、より酷い方法で、自らが鬼となり、理性を吹き飛ばし、狂気の沙汰で。
でも、それではいけないんでしょ?
市民の平和が保てないから。仇討ちが仇討ちを呼び、あらら、大変。国民総殺人鬼。
それで代わりに、司法判断で殺してくれるってわけですか。正当そうな理由をつけて、このうえなく理性的に。
それにしても、誰のために殺すんですかねえ?
被害者のために?第2に被害者を出さないために?
終身刑だってあるんですから、やっぱり被害者の気持ちを晴らすためなんですかねえ?
それなら死刑実行は、直接その被害者が好きなやり方で、やる方がいいんじゃないかしらねえ。
あ~、でも「こんな酷い人間は生かしておけない!」っていう、外野の人たちのためでも、あるのかもしれませんね。
そしたら、そういう人たちをみ~んな集めて、集団で死刑実行したらいいかもしれませんね。
正義をふりかざしながら、殺しましょうか?
恐怖の芽を摘むために、殺しておきましょうか?
こうして何年かすると、恐怖のない正義に溢れた、安心・安全な世の中になるんですね。