オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2006/02/20 Mon 皮と餡

「最中」。子供の時、「さいちゅう」って、どんなお菓子なんだろう?って思ってました。。。

「もなか」といいますのは、あの皮と餡の組み合わせ、いったい何をきっかけに、思い付いたんでしょうね?ソースせんべいにあんこをのっけて、食べたりしていたんでしょうか?
まあ、いずれにしましても、よくぞ思い付いてくれましたっ!って感じです。感謝っ!

私、和菓子か洋菓子かと問われましたら、迷わず洋菓子ですから、もなかをいただく機会に、そんなに恵まれるわけではありませんけど、『たねや』さんの「ふくみ天平」のように、皮と餡が別々になっていて、食べる時に自分で合わせるのは、あ~ぁ・・たまりませぇ~んっ!ですね。

餡の中に求肥が入っているのも、洋菓子とはまた違った形で、私を十分にとろけさせてくれます。
子供の頃、初めて食べた時は。それはそれは、大っきぃな衝撃でしたね。「えぇっ、いったい何!?おもち???」
もちろん、餡だけのも大好きですよ。シンプルこそ、最も重要だと思ってますからね。 vするに、美味しければいいんです。はいっ。

で、皮と餡の話ですけど、皮がサクッと少し芳ばしいと、中の餡のしっとりさと相まって、えも言われぬ喜びが、口いっぱいに広がるんですよね。皮の芳ばしさが、口の中から鼻の奥に、上がってきまして、また互いの食感の違いを、風味の違いを引き立てあって、口の中で、幸せが踊るとでも言いましょうか。

でも、皮と餡が別々のものって、あんまりないんですよ。そこで、私はほぼ必ず、これを使うんです。オーブントースター。
これで、15秒くらい、焦がさない程度に焼くんです。餡が入ったままで構わないんです。
こうしますと、安いほんとに大したことのないものでも、かなり美味しくいただけます。
もちろん、もともと美味しいもなかでしたら、言わずもがなですよ。もなかが蘇る感じです。

もなかみたいなものは、餡ばかりに気持ちがいきがちですけど、皮の味は大切。皮がしっかりとした、いい風味ですと、「ああ、手を抜いていない、いいお店だなぁ。」って、偉そうに分かったふりをするわけなんです。

皮と餡の組み合わせ。シンプルにして、奥深い。う~ん、実に日本的な食べ物。ここにも宇宙を感じざるを得ない・・・って、感じませんよね。
そう、美味しければいいんです。
さあ、オーブントースター、オーブントースターっ!