オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

くるみのお粥

あの随分と長いことミキサーにかけていた「くるみのお粥」が、ようやく運ばれてきました~!

「おお、確かに写真の通り、白っぽいクリーム状のものが・・・」

それにしましても、大きなどんぶり。
ラーメンどんぶりのような大きさです。

さて、いよいよ待望のひと口目ぇぇ~~~!

スプーンをどんぶりの底の方に入れまして、すくいあげますと・・・

「ん???」

お粥が無い?


もう一度ぐっとすくってみました・・・けれどやはりお粥が出てこないんです。。。

つまり、、、全てがあのクリーム状のもの。
白いペーストみたいなものが、ラーメンどんぶり一杯に入っているわけなんです。。。

具はありませんで、ただ細かく砕いたくるみが少しばかり、中央にトッピングされているだけなんです。

ちょっと茫然。。。

っでも、っでも、すっごく美味しければ、どんぶり一杯のペーストも食べられるかもしれない、と口にしてみますと・・・

「ん???」

味がしない。。。


ほぼ無味。
塩気がないんです。
かといって、テーブルに塩があるわけでもなく、自分で調味のしようがないんです。

茫然を通り越しました、なんだかとっても重た~ぁい気分に。。。

まぁ、それでも何回か口にしているうちに、鼻の奥にくるみの香りが抜ける楽しさを感じられることが出来まして、
「おっ、これはちょっといいかも。」

・ ・・残念ながら、長くは続きませんでしたぁぁぁ。。。

途中からは、何を食べているのか分からなくなり、
ただひたすらに、味のない離乳食のようなペーストを口に運ぶといった具合でして、
何とか食べ終えた時にも、特に達成感もなく、変にお腹いっぱいになっただけ・・・

あとで通訳の人に聞きましたところ、どうもこのご飯粒のないペーストお粥は珍しくないらしく、
豆タイプのものはそういうものらしいんです。
(場合によっては、お米の粉を使うこともあるようです。)

ですから黒ごまのお粥もきっと、ぜ~んぶ黒いペーストなんでしょう。
(かぼちゃも同じ)

それにしましても、なぜ塩気が全く無いのかを尋ねましたら、お粥は病人食だからとのこと。
実際、病院のそばにはお粥屋さんが多いらしいんです。

「・・・でも、外で食事をするような人は、そんな病み上がりみたいな人ではなく、元気な人が美味しく食事をしに来るんじゃないのかなぁ・・・」

「もし病人を想定しているのなら、あの量は何?あんな量を食べられるようなら、それは既に病人ではないと思うんですけど・・・はぁ~~~。。。」

胃にはやさしい味と、胃には負担の量・・・

けれど、まぁ、これはこれで、思いがけない楽しい経験でしたね。
(また経験したいかどうかは別としてぇ・・・)