オーガニック・アートマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

2006/05/04 Thu 健康を大事にしている人が、増えているんですよね。

ロハスカフェ」やら「マクロビオティック・メニュー」やら、健康をキーワードにした食事が、かなり一般的なものになってきている気がします。
が、が、ですよ、そういった食事が特別なものであって、いいものでしょうか?

外で食事をする時に、こういったことを謳われていますと「私、体のこと考えてます。」なんて言葉が脳裏をかすめて、ヘルシー気分でオーダーしてしまいがち・・でしょうか。
有機野菜を使ったヘルシーフード・ビュッフェなんてのも、一見体に良さそう。しかもいっぱい食べられて楽しそう。

って、何でも食べ過ぎれば、毒になるのはもちろんですけど、健康食をたまに食べて、何が健康でしょうか?「マクロビオティック」は薬ではないんですよ。もちろん漢方でもありません。

健康は日々の積み重ね。そういった食事が、当たり前であることが重要であって、外食の時だけのヘルシー気分なんて、所詮気分に過ぎません。

しかも、そうした健康メニューは割高且つ、ボリュームが少ない。その上、本当にいい食材を使っているかどうかも怪しく、使っていても、どの程度の割合で使われているのかも怪しい。
有機野菜サラダといいましても、100%全部の野菜が有機なのか、一部の例えばレタスだけが有機で、それ以外はコストを抑えるために、手間の掛からない農薬たっぷり野菜かもしれないんですよ。

さらに、さらに、いくら健康にいいと言いましても、美味しいかどうかとは別のはず。
自然食品屋さんがやっているレストランやカフェの類いは、私はあまり行きたいとは思わないんです。健康は売りにできましても、味は売りにできないようなものが多い気がするんですよね。

外での食事に、健康なんて持ち出さなくていいですよ。家でこそ健康を大切に扱って、その勢いの余りみたいなものが、外に行った時に溢れる程度で、いいんじゃありません?

私は外では、『楽しさ・美味しさ・作り手の良心』がキーワード。まあ、とはいえ、ただただ安く済ませたい時が多いんですけど・・・
うぅぅ、とにかく、『健康』が付加価値になっている世の中は、不健康なんですよっ!