個性って、何なんでしょうね？
他の人と違うところを、個性だとしまして、
まあ、同じ人なんて、いないわけですから、厳密には、みんな個性の塊みたいなものではありましょうけど・・・
とにかく、他の人と違うところを、個性だとしまして、その個性を表に出そうとすることが、大切なことなんでしょうか？
次世代を担う、子供の教育なんかを見ますと、個性豊かな人間に！ってしていますけど、
それは、何のため？
？？？
いわゆる国力を上げるため？
それとも、本人が生き生きと、生きていくため？
もし、本人が生き生きと、生きていくためだとしまして、それは、他人と違う秀でた能力を発揮することで、社会や人のためになり、自らも喜びに溢れることが、できるから？
う～んむ、確かに素晴らしい。
けれど、思うように発揮できなかったり、そんなたいした能力も無かったりで、社会や人のためになれなかったら、どうなるんでしょう？
いえ、実際に「ため」になれているかどうか、ということより、「ため」になれていないと、思ってしまえば、事は一緒。
「ため」になれなかったら、不幸せなんでしょうか？
それとも、「ため」になれなくとも、例えたいした個性でなくとも、個性を発揮したんだという、ただそのことで、生き生きとしていられるから、いいではないか、ということなんでしょうか？
もし、そうだとしますと、本人がただ、生き生きするのに、個性という名の、他人との違いが、本当に重要なんでしょうか？
他人と違うことをしなければ、生き生きできない？
そんな・・・
他人と同じだろうと、違っていようと、自分が心の奥底からやりたいと思えることを、やることが、生き生きに繋がるのではないかと・・・
う～～～んむぅ・・・
個性でもって、何を目指すのでしょう？？？
個性という言葉は、危険ですね。
一見、自分自身を知ることを指しているようで、目線を外に向かわせてしまい、他人との違いを意識させてしまいます。
言葉が人の意識を作るわけですから、注意しませんとね。
「個性豊かな人間に」より、
「自分豊かな人間に！」
って、言った方が、いいような気が・・・
