前世にソウルメイトに、何やらよく分りませんけど・・・スピリチュアルなことがすっかり定着しているようですね。
ところで、これは、宗教とか占いとかと、何が違うんでしょうか???
本当のこと。
ということなんでしょうか?
宗教をうさん臭いと思っている人にとって、スピリチュアルなことは、入りやすいんでしょうかねえ?
何かの団体に所属するわけではないですし、自分の行動を指図されるわけでもないですしね。
宗教は道徳的な面があって、社会的に良い行いをしましょう、みたいなところがありますけど、
スピリチュアルな世界では、あくまで個人でいられますから。
非常に現代的。
宗教はどこか依存を感じさせますけど、スピリチュアルならば、自ら選びとっている主体的な感じがしますし。
で、主体的な感じがする一方、前世を知るというのは、どこか占いのような気がするんですよね。
占いって、未来に希望を持ちたいから、占ってもらうんだと思うんですけど、
過去にこんな人物であったから、今の自分はこうなんだ、という前世を知るというのは、
今の自分を、どうしても否定しがちな自分というものを、肯定する(やっぱり、とか、しょうがないんだ、とか)ことで、未来に希望が持てるようにしているような・・・
しかも、前世というのは、個人的なつながりが強い感じがしますから、占いより強力ですものね。
で、スピリチュアルな世界が、本当のことかどうかですけど、
宗教も占いも、それを大事にしている人には、本当のことであるのと同じように、スピリチュアルな世界も、あくまでそれを大事にしている人にとっては、本当のこと。
だと思うんですけど、こんなこと言いますと、反論されてしまいそうですね。
けれど、「本当のこと」って、何でしょうね?
科学的に証明されれば、本当のこととは、まったくもって、そうは思いませんけれど、
かといいまして、スピリチュアルな世界のことも・・・
ふ~んむぅ。。。
神話の世界から、妖怪も神もいない世界。波動・振動の世界。
知性はどんどん科学的になっていきながら、心は神話の世界の時と変わらないわけですから、今の時代に必要な、本当のことというのがスピリチュアルな世界なんだと思うんです。
自分がただの波動だなんて、
理屈で分かっても、心では受け入れられませんものね。
まあ、またいつかそのうち、波動・振動に代わる新しい理論が出てきて、それと共に、スピリチュアルに代わる世界観が出てくるのかもしれませんね。
願わくは、融合したもの、
神話を内包した科学、とでも言いましょうか、
現実から切り離された、スピリチュアルのような世界観を、必要としない世の中。
2、30年くらいで、ならないかしら?