オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

力を使って脱力?

真呼吸講座のポイントは、

「頑張らない」ことにあります。

体をほぐすためとか、ストレッチといって、ついつい頑張ってしまい、やった気にはなるものの、効果は?

っていうこと、多くありませんか?

確かに、息を吐いて~とか、リラックスして~って、言われはしますけど、

そのリラックスが出来ないから、苦労してるんじゃありません?

思いますに、人はどうしたって、どこかに力を入れずにはいられないのでは?

体を動かす(ただ立っているということも含め)時、まったく全て脱力というわけには、いきませんものね。

寝返りも打てない赤ちゃんになってしまいます。

もし寝返りも打てない赤ちゃんを、立たせようとしたら、どうなります?

ほとんど殺人行為ですよ。

この、体を支えなければ、倒れて(崩れて)しまうという不安が、人に力を入れさせてしまい、脱力がうまくいかないんだと思うんです。

であれば、力を入れてもいい所に、力を入れつつ、それ以外は全て、力が入らないように、としてあげれば、ってことになると思いませんか?

脱力しようと、脱力ばかり考えるのではなく、あえて力を入れる。

という考えのもと、真呼吸講座では、

ただ深く呼吸するというのではなく、力をうまく使ってあげるように、しているんです。

(ぎゅっと力を入れて、抜いたら、筋肉がリラックスしやすい、という類いのものではありませんよ。)

具体的な方法は、伏せさせていただきますけど、出来ているのかどうか、ちょっともどかしい感じになるようなものです。

ですが、必ず出来ている、というものです。

なんだか、狐につままれたような話ですね。

難しいポーズもしませんし、私が何か気を送る、みたいなこともありませんし、ただただ、自分ひとりで座ったまま、出来てしまうんです。

で、立ち上がりますと、

「あぁ、地球の重力って、こんなにあるのね。」

「私の体はどこ?」


という状態なんです。

立ったまま、眠れるのでは?という感じですよ。

今月の「真呼吸講座」は16日の1回だけです。

6月からは、毎週水曜の夜に「アクトクラス」と「真呼吸講座」を、交互に行なっていくことになりました。

よろしければ、ぜひ味わって下さいね。