オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

初期の力みは、必要?!

脱力が大切とは、

今やどこでも言われますね。

 

今回は発声に関する脱力のお話です。

 

力を抜くことは、大事なのですけど、

上手に力を入れることも、大事

なんですね。

 

 

普段の話し声や、

出しやすい音程でありましたら、

確かに、ほぼほぼ抜くことだけでいいんです。

 

けれど、それは

必要な力の入れ方が、完全に無意識レベルで

習得されているからなんです。

 

 

どれだけ力を抜きましても、

その必要な力まで抜けてしまうことはないんですよね。

 

 

自転車のようなものです。

 

普通に自転車に乗れるようになってから、

もっと脱力して乗ろうとしたとしまして、

乗れなくなるほどの脱力はしませんでしょ?

 

「脱力したら、自転車に乗れません」

 

なんて言う人は、どうかしてます。

 

普通に自転車に乗りながら、

どこまでどこを脱力出来るか?

ですよね。

 

 

では、自転車の曲乗りではどうでしょう?

 

力を抜くことは、やはり大事でしょうけれど、

必要な力は、普通に乗る時とは違ってきますよね?

 

 

で、なんでも同じですけれど、

 

最初から必要最小限の力加減で

出来るようにはなりません。

 

 

必要以上の力を入れることで、

ようやく出来るようになってきて、

その後、脱力して最適化させるんです。

 

ですから、普段の話し声でさえ、

脱力の余地があるわけですね。

 

 

そう考えますと、

ボイストレーニングなどで

高音でも低音でも、

慣れない声を出せるようになるには

脱力ばかりを意識したのでは、

上手くいかないんです。

 

必要な力を入れられるようになることが

重要になります。

 

多少、力んだとしてもです。

 

トラブルが起きるほどの力みは

避けたいですけれど、

 

初期の力みは、必要!

 

と言うことなんです。

 

 

 

先生から、あまりに

脱力!脱力!と言われて、

混乱している人は、

 

初期の力みは、必要!

 

なんだと、自分を信じて力んで下さい。

 

先生には、

 

試行錯誤中です!

 

と分かってもらって下さい。

 

 

 

そして、

ある程度出来てきてからは、

もっと必要な力があるのでは?

と力みを恐れないことと、

先生の言う脱力ポイントを、

組み合わせながら、

試行錯誤していって下さい。

 

 

と言うことで、

脱力と力み、

上手に付き合っていければと

思うのです。

 

 

 

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