「ハイトーンボイス」
「5オクターブの声を持つ」
などと言われる歌手がいますでしょ?
実際のところ、
どれだけかは分かりませんけれど、
歌う中で、
どこまで高音を出せるか?
といいますのは、
歌とは無関係に
出せる音程が、
少なくとも2音階くらいは高くないと
無理なのではないかと
感じています。
MISIAは歌(歌詞がある)の中では
曲にもよりますけれど、
F5#(740.0Hz/高いファ#の音/hiF)
を最高音として使っているようです。
ですから、実際には、
A5#(932.3Hz/高いラ#の音/hihiA#)くらいは
それなりに言葉付きで出せるのだと思うんです。
で、ここでなぜ
「言葉付きで」と言ったかといいますと
子音をつけず、ただ「音!」という感じでしたら、
もっと高音が出せるからなんです。
MISIAの叫び声的な感じのところは
A6#(1864.7Hz/高い高いラ#の音/hihihiA#)
らしいです。
本当かどうかは分かりません・・・
いずれにしても、
驚異的ですね。
ところで、男性では
VITAS(ヴィタス)というロシア人歌手が
D6(1174.7Hz/高い高いレの音/hihiD)
を出しているとのことで、
男性としては驚異的です。
以前、このことに触れ
もはや自分には、あり得ない高さだと思っていたんです。
それが、最近状況が変わってきまして、
1150Hzくらいの声が出る時が出てきたんです。
VITAS(ヴィタス)の出している
D6は1174.7.0Hzです。
それより半音低い
C6#は1108.7.0Hzですから、
D6(hihiD)も全くの絵空事ではなく
目標になってきました。
以前、奇跡的に
B5(987.8Hz/高いシの音/hihiB)
が出たことがあり、
その後もほぼ出せなかったのですが
ある感覚を得たことで
変わってきたんです。
もちろん、
子音無しではあります。
ただ、
こうして自分の練習の成果を見てきますと、
子音無しであっても、
最高音域を上げることによって、
歌の中で使える最高音域が
(言葉付きの音)
上がりますし、余裕が出てくることが
はっきりと分かります。
それは、イコール
よりノドの負担の少ない、
より良い発声法の獲得でもあります。
当たり前かもしれませんが、
今の音域のまま
発声の質を上げようとするのではなく、
音域を上げる訓練が
底上げをしてくれるように思います。
そして、もともと「バス」と言われた
低音の私が
(下は30とか40Hz/低い低い低いド・レ辺り/lowlowC・D辺り)
ここまで音域を上げられてきているので、
方法次第で、多くの人に
高音発声の可能性はあるだろうと思うんです。
歌をされている方は
音域だけが問題ではないでしょうけれど、
発声の余裕度の高まりは
底支えになるのではないかと思います。
私の声のワーク、
お役に立てることがあれば嬉しいです。