オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

脱力でパワーアップ!

最近、脱力の質が少し上がりまして、こうなりますと、いよいよ、身体も心も軽くなって、

気持ちいい~っ!

と、あらためて、これまでの脱力は、まだまだだったんだなぁと。。。

さて、脱力といいましても、ただ力が抜けているというわけでは、ありませんで、ますます強い力を出せるようになってきた、ということでもあるんです。

(そもそも、強い力を出すことに繋がらない脱力は、「弱い」だと思っていますから、私は脱力とは呼ばないんですけど。)

この脱力しつつ、強い力を出すというのは、非常に重要なポイントだと、考えていまして、これが出来ませんと、繊細な小さな動きも、出来ないんです。

えっ!?

って、思われますよね。

繊細な小さな動きに、脱力は必要だとして、どうして強い力がいるの?って。

ここでは、あまり詳細には述べられませんけど、強い力とつながらない、繊細な小さな動きは、やはり「弱い」動きになってしまいかねないんです。

「弱い」とはどういうことかと、申しますと、発声に例えますと、分かりやすいんですけど、

小さな声や優しい声を、舞台で表す際、本当に小さな声では聞こえなくなってしまいますでしょ?

小さな声でも優しい声でも、そう聞こえるように大きな声(通る声)であることが、大切。

そして、声量があってはじめて、ほんとに小さな、ささやくような声もだせる、ということ。

まあ、今はマイクなんてありますから、声量がなくても、それなりに何とかなってしまいますけど・・・

動きはそうはいきません。

(映像は別ですね。これもマイクみたいなものです。映像でもマイクでも、それはそれで独自の表現法があると思います。)

動きも、声量(強さ)があってはじめて、繊細な動きが出来るということ。

そして、強い力を出す時と、同じ身体の使い方をすることで、「弱く」ない繊細な小さな動きが、可能となるんです。

強い力を出せる脱力は、心も身体も単純に気持ち良く、かつ、表現の幅を広げてくれるというわけです。

楽し過ぎます~ぅっ!

もっともっと、脱力の質を上げていきますよぉっ!

そうそう、面白いことに、といいますか、当然といいますか、JIDAIマイムの訓練で、ほんとの声量が大きくなるんですよ。(声帯の使い方は分りませんけどね。)

マイムの訓練で、いつの間にか声量がつくって、やっぱり、

楽し過ぎます~ぅっ!