自分が何を感じているのか？って、意外と分かっていない。
感じるといいますのは、身体に起こることなんですね。
頭（脳）の方は、それを意識に上らせることが出来るかどうか？
だと思うんです。
意識に上らせるかどうかの判断も、その脳がしているので
ややこしいのですけど、
電車の中で会話が出来るのと同じことですね。
機械でその電車の中での会話を録音すると、
周りの騒音で会話は聞き取れない。
にもかかわらず、私たちは普通に話せる。
脳が実際に耳に入ってくる音の中から、
必要な音をピックアップ、切り捨てをしているわけですよね。
目も同じ。
写真に撮ると手前の電線やら何やらが目立ってしまうのに、
実際に見ていた時は、ほとんど目に入ってなかった。
みたいな感じですね。
私たちは見たいもの、聞きたいものしか
意識に上らせないようになっている。
「しか」ってことはないですけれど、
そんな感じですよね。
ですから、「感じる」も同じように
感じたいものしか感じていない。
感じたくないものは
実際には身体に変化が起きていても
感じていないと思ってしまう。
こういった機能は、
生きていく上で大切ではあるのですけど、
行き過ぎれば、害になる。
もちろん、意識に上っていなくても、
自然と行動を変えられていれば、
害にはならないのですけど。。。
なかなか、それは難しいようです。
感じることより先に考えることを優先してしまう。
あるいは
感じていることを考えることで蓋をしてしまう。
こういったことを当たり前にしていると、
感じる＝考える
になってしまい、
ますます、自分が感じていることに感じたままの反応が出来なくなる。
そんなことを、
アートマイムを大事にしていく中で、
考えるようになっています。
アートマイム新作『作品No.4』舞台写真
DVD第3弾『脳の書き換え体操』
amazonなどで販売中！
『「動き」の天才になる！』（第５刷決定！） amazon
『筋力を超えた「張力」で動く！』（第４刷決定！） amazon
2022年初夏 「シアターカイ国際舞台芸術祭」の舞台に立つことを目指します！
