オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

力を入れる・抜くが大雑把?

力がしっかり入っているべきところと、

力を抜いておきたいところって、

物理的に近い場所にあったりするんです。

 

実際に筋電図で測ったら、どうかは分かりませんけれど、

感覚的にはそんな気がするんですよね。

 

 

それとまた、抜くためにしていることが、

はたから見た場合に、力を入れているように見えることがある。

 

いや、ここは言い方が難しいのですけど、

力を入れないと抜けないと言いますか・・・

 

 

で、本来は抜くためにしなければならないことを、

表面的に真似しようとして、あるいは

表面的な理解にとどまって、

それっぽいことをしてしまいますと、

結局、力を入れてはいけないところに力を入れてしまう。

それも過剰に。

 

どうも、そういうことが起きているようです。

 

 

例えば、歌う際、

大きな口を開けることが大事と言われたりしますけれど、

これは、口の中や喉の奥のスペースを大きく取ることが重要なわけであって、

表面的に大きな口を開けることではないんですね。

むしろ、開けない方が良かったりします。

 

口の中や喉の奥のスペースを大きく取るには、当然力が必要です。

けれど、大きな口を意識してしまいますと、

そちらに力を取られ、口の中の力が弱まりがちになるんですね。

 

ところが、今度、口の中の力をしっかり使おうとしますと、

(表面的な)口が力んでしまいがちに。

 

発声では、こういったところをクリアする必要があるんです。

 

 

別の例えでは、

指先で何かを押し込みむような時、

ピアノを弾くでも、マッサージ的なものでもいいんですけど、

指先には力を入れたくないんですね。

けれど、指の付け根はしっかりさせたいわけです。

といって、指の付け根はしっかりさせようとして手首が固まってしまうのは困るんです。

 

 

身体の使い方が繊細な人と大雑把な人の違いです。

 

こういったものは、ストレッチや筋トレ、整体・マッサージでは

基本、どうにもならないんですよね。

 

何しろ、本人の神経回路の問題ですから。

 

必要な神経を通すこと。

そして、スイッチの適切なオンオフを掴むこと。

 

肉体の近い場所で、全く違うことをするというのは、

大雑把では出来ません。

 

先ほど、ストレッチや筋トレではどうにもならないと言いましたけれど、

繊細に行なうことで、意味あるものになります。

 

そうなりますと、ストレッチや筋トレという意識ではなくなってくるんです。

 

自分の身体といかにコミュニケーションをとるか?

ですね。

 

まずは、力を抜いているところの近辺に、

抜けてはいけないところがあるのでは?

でありますとか、

力を入れているところの近辺に、

抜くべきところがあるのでは?

と探ってみてはどうでしょうか?

 

何か発見があるかもしれません。

 

 

 

 

定期個人レッスン制度 始めました

スケジュールは変則的でも大丈夫です。内容も含め、お気軽にご相談を。

jidai9.wixsite.com

 

 

アートマイム新作『作品No.4』舞台写真

www.facebook.com

 

 

新著『再創造する 天性の動き!』

DVD第3弾『脳の書き換え体操』

amazonなどで販売中!  

 

 

 『「動き」の天才になる!』(第5刷決定!) amazon 

 『筋力を超えた「張力」で動く!』(第4刷決定!) amazon

DVD『「動き」の天才になる』 amazon 
DVD『張力の作り方 身体エネルギーの再発見』 amazon 
 
 

 

 

 オリジナルTシャツ発売中!

 新著の中のイラストを、さりげなくプリント

どんな意味が?→『知らず知らずのうちに、他人の緊張を解くお手伝い?

clubt.jp

 

 

 

 

【ワークショップ情報】
        
 
 
これ以降のワークショップ/定期レッスン情報は
こちらから
 
↓     ↓
 
 
【レッスン情報】
 
 
Body,Mind&Spirit 
 
本当の自分の身体は天才だ!
 
 
 
 
マイムから心と身体の平和を
 
 
ホームページ 
 
 
Twitter  
ORGANIC_JIDAI
 
Jidai Mime