自分の歌の下手さを考えることで
身体表現や運動で上手くいかない人のこと、
見えてくるものがありますね。
私は自分が歌が上手いとは思っていないのですけど、
それほど酷くもないだろうと思ってるんです。
ですけど、まぁ、残念なことに、
カラオケアプリで採点しますと、
ことごとく低い。
安定の低さです(笑)
歌える歌が数曲しかないので、
ある意味、歌い込んでいるわけですよ。
けれど、低い(笑)
その歌のみんなの平均点が表示されるんですけど、
ほんとなの!?と、全くもって信じられないくらいに、
自分の点数は低いんですよね。
で、ある時、それなりに歌える人と一緒に歌ってみたんです。
とりあえず、音程面で、何が違うか分かるかな?と思って。
果たして・・・
特に問題はないなと思ったんです。
相手と一緒だったなと。
ところが、こう言われたんです。
ズレてたよ。
少しずつ、高かったり低かったり。
え?
えー!???
これが下手さの原因ですね。
自分の声を勝手に補正して聞いているんですね。
おそらくリズムも同じなんだと思うんです。
多少のズレは、無かったものにしてしまう。
無意識のところでの、だいたい合ってるでしょ?が、
意識に上ってくる時には、きちんと合ってる、になってしまう感じですね。
最悪です(笑)
さて、私は表現のクラスでは、
自分の動きを映像で見るようにと促します。
自分で見れば分かるし、見ないと分からないことがあるからと。
けれど、私の歌のことから、
勝手に補正してしまう可能性があることが、分かったわけです。
いやぁ、難しい問題ですね。
自分がよく出来ているとは思わないまでも、
まあ、いけてるんじゃない?
くらいには思ってしまう。
どれだけ、自分に甘いんだ?なんですけど、
私自身の場合、体の動きに関しては、この甘さを持っていない。
けれど、歌に関しては甘い。
動きに関しては、それはこれとは全然違うじゃない!?というものが、
歌に関しては、それとこれ、そんなに違わない、同じじゃない?
になってしまうんですね。
で、さらに分かったことがありまして、
自分の頭の中で再生している音程自体が、
正確ではないようなんです。
英語の発音なんかも同じかもしれませんね。
とまぁ、こういったことが、
身体表現や運動でなかなか上手くいかない人は
動きの面で起きてるんでしょうね。
いくら映像で自分の動きを見ても、
そもそもきちんと見えていない。
結構、上手くいけてるんじゃない?
となってしまうわけです。
で、おそらくですけど、
違いを指摘しても、
確かに言われた時は違いは分かるけれど、
自分一人になると、同じに思えてしまう。
そもそも、その違いですら、
実のところ、それくらいは同じと言えるんじゃない?
と思ってしまってるんです。
味音痴も同じですよね。
分野に限らず、
真摯に向き合うかどうか?
それでしか解決しなさそうです。