オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

土台の動き・複雑な動き〜身体の使い方を良くする秘訣〜

私の記事を読んでくださる方は、身体の使い方に興味のある方がほとんどではないかと思います。

 

身体の使い方で最も大事なことは、「立つ・歩く」の質を上げることだと思うんですね。

身体関係のことをされている方は、ほぼ誰でも同じだと思います。

 

けれど、どういう状態が良いのか?となりますと、

分かったようで分からない。

 

あっちで良いというものと、こっちで良いというものが、

必ずしも同じではなかったりしますし、

良い状態に一時的にはなれても、続けるのは難しい。

 

そして、「立つ・歩く」の質が上がったからといっても、

それ以上の複雑な動き・・・スポーツや楽器演奏、ダンスなど、

そういったものの質がどれくらい上がったのか?

よく分からないということもあると思うんです。

 

もっと上がってもいいんじゃないかな?

と思うこともあると思うんです。

 

どうですか?

 

 

先日、SNSでこんなお話をしました。

 

基礎が出来てから次に進む?

いえ、

基礎が出来るようになるために、先のことに取り組む。

基礎と言われているものが、本当に基礎なのか?を見つけられるように、先のことに取り組む。

だと考えています。

 

 

「立つ・歩く」の質だけを上げようとしましても、

実際にはそれほど上がらないものですし、

本当に「立つ・歩く」の質が大事だと思えるようになるのは、

スポーツなどの複雑な動きの中に、

「立つ・歩く」の要素を見つけらるかどうか?でもあります。

 

いずれにしましても、複雑な動きの質を上げないことには、

身体の使い方の土台である「立つ・歩く」の質は上がらないですし、

「立つ・歩く」の質を上げる、つまり身体の使い方の土台から質を上げるには、

複雑な動きの質を上げる必要がある。

 

私はそう思うんですね。

 

 

え!?それでは、堂々巡りじゃない??

 

と思われるかもしれませんけど、

そんなことはなく、上手くいけるんです。

 

 

ただ一般的には、複雑な動きの方は、どうしても専門色が強く、

習いづらい、学びづらい面があると思うんです。

 

例えば、

ピアノやバレエが上手になりたいのであって、

野球やサッカーが出来るようになりたいわけでしょうし、

格闘技が強くなりたいのであって、

ダンスがしたいわけでもないわけではないでしょうからね。

 

さらに、巷にあるハウツー的な本は、

もちろん、それぞれの分野ごとなので、

ここでのお話の身体の使い方の質を上げるという意味では、

情報が“帯に短したすきに長し”になりがち。

 

 

そこで、そんな方の助けになればと書いたのが、

先日出た4冊目となる

 

『運動センスを一瞬で上げる!』

 

なんです。

 

 

もちろん、それぞれの分野ごとの興味で読んでいただいても、

日頃、指導者から言われていることが、

実はどんな意味だったのか?が分かり、

そのことで一気に、動きの質が上がるとも思います。

 

けれど、やはり、自分の専門以外の分野の動きを

テクニックとしてではなく、

その動きの本質を学ぶことが大きな助けになると思うのです。

 

そこで、例えば、走り方ですと、

単純にランニングフォームのことではなく、

一般的には取り上げられない、

「ジャンプ系の走り」と「落下系の走り」を取り上げ、

どう自分の重心を移動させるのか?

その簡単な方法の紹介に始まり、

そこから、敏捷性や気配の無い動きや、

宮本武蔵の話につなげたりしています。

 

といったように、

走りそのものの質を上げつつ、走りのためだけに終わらせていないので、

ランナーのようなランニング専門の方も、

サッカー、武道など他競技の方も、

活かしていただける内容になっています。

 

さらに、運動系の本でありながら、

「触れる」というセラピストや合気道の方には重要なものも

その質の高め方を取り上げていたり、

想いを伝えるといった、演劇・ダンスなど表現系のお話もしっかり書いてあります。

 

この表現系は、一見、運動とは無関係そうですが、

『運動センスを一瞬で上げる!』では、

こんな文面が出てきます。

 

「身体の使い方の質を上げていく上で、

ここでお話してきた表現関係の内容はその土台であると同時に、

技術を高めたその向こう側にあるものとして、欠くことの出来ないものだと思います。

特に今回のこの本では、各章で具体的な技術を取り上げていますので、

この表現にまつわる章ではそれらの技術以前、技術以降という重要なものとしてかなりの分量を使いました。」

 

人の身体は機械ではなく、例えば、緊張しているかリラックスしているかで

動きの質が変わってしまいます。

 

機械的・物理的に動作の質を上げると同時に、

内面の扱い方を学ぶ必要があります。

それも、身体と切り離した内面ではなく、

身体との結びつきの中での扱い方を知る方が

大きく役立ちます。

 

ゾーンに入ることにもつながってきます。

 

 

このように、

『運動センスを一瞬で上げる!』はハウツー的でありながら、

いわゆるハウツー本ではなく、

みなさんがご自身のクリエイティビティ・創造性を発揮するための材料だと思っています。

 

 

日頃通っている生徒さんからは

「こんなに書いてしまっていいんですか!?」

と言われました。

 

図解や写真も多く、

身体の使い方に興味のある方が、

様々な分野の複雑な動作に、

気軽に具体的に取り組める楽しさがあります。

 

各分野の方がその質を高める意味でも、

他分野の動きの本質を学ぶ意味でも、

『運動センスを一瞬で上げる!』を利用していただければと思っています。

 

 

 

 

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●第4章 脚に螺旋エネルギーを通す!

●第5章 触れ方の質を上げる!

●第6章 想いを伝える、届ける!

●第7章 日常生活で動きの質を上げる!

 

 

次回アートマイム公演 3月27日    

 マイミクロスコープ 〜夜のアートマイム劇場〜

 

 

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