練習をしていますと、
「あぁ、まだまだ何も分かっていなかったんだな・・・」
と、つくづく思ってしまいます。
確かに、そう思えた時といいますのは、成長したということではあるんでしょうけど、それでもやはり、
「う~んん・・・どうしてもっと早く気が付かなかったんでしょ。。。」
って。
分かった気になってしまっていた自分が、情けない。
それにしましても、この、「分かった気」といいますのは、実に危ないですね。
分かった気になってしまいますと、途端に外からの情報が遮断されてしまいます。
聞いているようで、聞いていない。
見ているようで、見ていない。
自分勝手に解釈をしてしまって、素直な目や耳を持てなくなってしまうんですよね。
一度、これまでの自分を置いておいて、一旦、その情報を受け入れてみて、その真意を探ればいいんでしょうけど・・・ふ~ぅぅ。
なかなか・・・ですね。
探っているつもりで、探れていない。
自分がこれまでに培ってきたものを、信じたいんでしょうね。
過去の自分にしがみついて・・・まぁぁ、情けないわ。
まだまだ分かっていないのだと、本当に分かっていましたら、こんな情けないことには、ならないんでしょうけど、まだまだ分かっていないと、分かった気になってしまってるんですね。
身体のことに限らずですけど、少しでも先に進みたいと思うのでしたら、
「自分に一体、何が分かっているんでしょ?」
って、真摯な姿勢で、自分に向き合い続けることが大切そうですね。
たとえ、それが回り道となってしまったとしましても、その場に留まるより、過去の自分にしがみついているより、少なくとも歩を進めることにはなるわけですから、自分の考える「先」というところに、近づくチャンスはありますものね。
留まっていると濁ります。流れていなくては・・・です。
ところで、「先」って、なあに?というのは、また別のお話・・・