オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

外来種生物から農家を思う

外来種生物が国内に入ってくるのは、良くないらしいですね。

なんでも、在来種を駆逐してしまい兼ねないとか、在来種との間に雑種ができてしまうとか、あまりよくはわかりませんけど・・・確かに、そうなるんでしょうね。

自然界の生き物ですから、弱肉強食といいましょうか、競争の世界なのでしょう。

農作物の輸入というのも、どこか似ている気がするんですよね。
国内の農家と、価格や味で競争をさせることになり、多くの国内農家は競争に負けていく。

資本主義こそが一番いいあり方なんだ、という考えの元では、当然の結果ですね。
競争に負けたくなければ、頑張れ!って。

ところで、なぜ、外来種生物の国内持込みは、厳しく制限するんでしょうねぇ?

自然界の生き物は、できるだけ競争させないで、在来種つまり国内の生き物を、大事に守っていこうとしている一方で、国内の農家は外国の農家と競争させられ、競争力の無いものが生き残れないのは、自分がいけないんでしょとなってしまう。

人間は経済の名の元で、競争した方がよく、自然界の生き物には、無理な競争はさせない方がいい・・・どうしてなんでしょ?

そもそも、自然界の生き物も、強いものが弱いものを全て食べ尽くすなんてことは無く、ちゃ~んとバランスは保たれているんですよね?
自分たちが生き残るためにも。

自然界の生き物は、競争なんてしてるわけではないと・・・

人間にとって競争が、お互いが刺激しあって、共に伸びていくためのものであればいいんですけど、勝った負けたで、生き残りを賭けるようなものですと、なんだか悲惨な感じです。

国内の農家に、国は補助金などで援助したりしているようですけど、人間のせいで絶滅に追い込まれた生き物を、人工的に繁殖させて守っていこうとしている、あの無理さ加減を感じずにはいられないのです。