オーガニックマイムJIDAI の「身体」「表現」考

オーガニックな身体の使い方、表現についてのいろいろ。時々、甘いもの。

体色変化に思う

昆虫や魚で、身を守るために 周囲の色や模様と自分の体を同じにしてしまうのがいますけど、人間も出来たら面白いなぁ~と思いません?

ところで、あれはどうして出来るんでしょうね?

物理的な問題ではなく、どうして自分が周囲と同じになっているのが分かるんでしょう?ってことです。

そもそも、あれら生き物は、いまだかつて自分の姿を見たことがないはずなんですよ。

自分の姿を知らないまま、周囲に合わせるも何も無いと思うんですけど・・・

仲間の姿は見られるから?

まぁ、これも何故それが仲間だと分かるのか?という疑問はありますけど、それは置いておくとしまして、やはりですよ、自分がその仲間と同じ姿をしているという保証は、何も無いわけで・・・

それに、色を変えた姿にしましても、本当にうまく変身出来ているかどうか、それこそ確認のしようがないと思うんですよね。

さらに、さらにですよ、どうして敵が自分のことを色や形で判別している、ということが分かるんでしょう?

進化なんていう安易な言葉では、理解できませんね。

仮に進化の結果だとしまして、その必要な機能の取捨選択のための前提である、

何かが分かる

という感覚はどうしてもてるのか?ということですし、

分かるとはどういうことか?

ということも、私には分かったような、分からないような・・・

あぁ、私たち人間は、自分の姿を初めて見た時って、どんな感じだったんでしょうね?
ものごころがついた時には、すでに鏡に映っているのは自分だと、信じて疑っていなかったのでしょうから、到底想像出来ない感覚ですわ・・・

自分の姿を見たことがないのに、自分の姿を客観視できるって、どういうこと?

考えようとした瞬間、深遠な闇に落とされたような感覚に捕われますね。

何を考えたらいいのでしょ